【明慧日本2022年5月2日】山東省臨沂市在住の法輪功学習者・高西霞さん(59歳女性)が地元の蘭山区裁判所に懲役3年半の不当な判決を言い渡された。高さんはこの判決を不服として上訴している。
高さんは2020年6月11日、蘭山区北園路に法輪功迫害の事実に関する資料を配布しに行ったところ、真実を知らない人たちから通報された。その後、育才路派出所の警官に連行された。
警察は翌日高さんを保釈したものの、捜索令状や拘留令状もなく、派出所と地元の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らは、6月26日に高さんの家に押し入り、再び連行した。自宅にあったキャッシュカードや現金は押収された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。
高さんの家族は何度も派出所を訪れ、高さんを釈放し、迫害に参加しないよう求めたが、無駄だった。高さんの家族は、法輪功は公安部のカルトリストに載っていないこと、中国出版局も法輪功の書籍を解禁したことを強調した。警官・李強は反論することができず、高さんの家族との面会を拒否した。
高さんの家族は国保に行ったが、高さんを連行した担当者は高さんとの面会を拒否した。高さんの連行は、政法委員会の命令によるものであると主張した。
一家が政法委の韓其宏に相談すると、韓は何度も警察に電話をかけて連絡をとった。そして韓は家族に激しい態度で家族を連行すると脅した。
その後、家族は警察に対して苦情を申し立てた。そのうちの一つは、警官らが法的手続きに違反し、財産を差し押さえたことに対するもので、地元の裁判所に受理された。
家族はまた、蘭山区検察庁にも手紙を出し、高さんの連行を認めず、代わりに釈放するよう求めた。しかし、検察庁は高さんを起訴した。
高さんは2022年1月14日、蘭山区裁判所で審理にかけられた。裁判官は、高さんの家族が法廷で高さんを弁護する申請を却下し、また、警察が高さんに不利な証人としてリストアップしているという言い訳で、家族の審理への出席を封じた。
裁判官は2022年2月21日、高さんに懲役3年半の不当判決を言い渡した。高さんはこの判決を不服として上訴している。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)