河北省の李斌さん 不当に懲役7年6カ月の判決 
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 【明慧日本2022年5月2日】河北省泊頭市在住の法輪功学習者・李斌さん(53歳男性)は、WeChat(中国版Line)にメッセージ(1999年以来、中国共産党が法輪功を迫害していることに関する内容)を投稿したため、昨年4月28日、河南省安陽市文峰公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に連行され、家宅捜索された。12月8日、河南裁判所から7年6カ月の判決と罰金5万元を受けた。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。
 
 李さんの弁護士は、河南省安陽市中級裁判所に上訴した際、検察官と裁判官が法的手続きに違反して、李さんの法的代理権を封じ、秘密裏に判決を下したことについて指摘した。

 安陽市中級裁判所は、河南裁判所が提出したものは証拠にならないと指摘すると、捜査機関は、李さんが連行されてから10カ月間の新たにWeChatグループに参加したユーザーのデータを集め、追加証拠として提出した。
 
 2021年4月28日、李さんは河南省安陽市国保の警官に自宅で連行され、安陽市拘置所に拘禁された。
 
  6月5日、李さんの妻は安陽市国保の劉偉鵬から電話を受け、李さんが文峰区検察庁に連行されたこと、翌日連行通知を受け取ったこと、その「容疑」は「邪教を利用して法律を破壊した」という罪であったと告げられた。

 李さんの弁護士は、李さんとの面会を何度も拒否され、何度も公安局や検察庁に電話をかけ、李さんのことを尋ねたが、この人の情報は確認されていないという答えだった。また、検察は、弁護士が案件の書類を確認するのを防ぐために、李さんの案件のファイルはないと主張した。

 その後、李さんの家族と弁護士は弁護開始の打ち合わせを行い、まず拘置所に行ったが、李さんは家族と弁護士に、11月10日に裁判所はオンラインで開廷審理したと話した。 

 弁護側はこう主張した。10月4日以前、検察庁は「李さんの情報は確認できない」と言うと、まだ「ファイルがない」という言い訳はできたが、10月4日に事件が裁判所に移され、弁護士は15日、18日、26日と3回も検察庁に電話をかけ続けたが、それでも「そんな人はいない」と言っていた。 審理は行われたが、検察庁はまだ「そのような人物は見つかっていない」と言い続けていた。

 河南省安陽市文峰裁判所は2021年12月上旬、秘密裏に李さんに懲役7年6カ月の不当判決と5万元の罰金を宣告した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/26/440501.html)
 
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