山東省青島市の趙方玉さん 連行され拘禁される
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 【明慧日本2022年5月5日】山東省青島市即墨区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官は2021年6月2日夜10時、法輪功学習者・趙方玉さん(73)の自宅に行き、趙さんを連行し、家宅捜索をした。同時に、趙さんの家を訪ねていた学習者・範延啓さん、李甘霖さんも連行した。その後、学習者3人は即墨環秀派出所に35日間拘禁された。その後、趙さんは城陽派出所に移送され、3日間拘束された。

 1999年7.20、中国共産党江沢民グループは法輪功迫害を発動した。法輪功を学び続けている趙さんは、即墨環秀派出所、即墨国保、城陽派出所の警官に繰り返し連行され拘禁された。

 趙さんは法輪功を学ぶ前、多種の病気を患い、特に不眠症は数年続いていた。心身の健康に効果がある法輪功を学んで1週間、患っていた病気が消え、趙さんは心身ともに元気になり、道徳も向上でき、穏やかな家庭を築いた。

 2018年6月、上海協力機構(SCO)加盟国首脳理事会第18回会議が青島で開催された期間中、趙さんは出かけて、バスに乗っていたとき、数人の私服警官に尾行された。家族も当局からの脅迫を受け、普通の生活ができなかった。

 2021年6月2日夜10時、趙さんの家を訪ねた李さんが帰ろうとし、ドアを開けた途端、待ち伏せていた14~5人の警官に一斉に家に侵入された。警官らは何の証明も提示しなかった。趙さんは「こんな遅い時間に家に侵入するなんて、罪になるのではないですか」と問い詰めると、リーダーの警官は「あなたたちがドアを開けたのだ」と言い逃れた。警官は李さんと範さんの両腕を背中に回して、パトカーに押込んだ。

 趙さんはソファーに座らされ、数人の警官に囲まれた。他の警官は家宅捜索をし、1時間以上に及んだ。法輪功書籍、DVD、法輪功の文言が書かれたカード、パソコン、携帯電話などの私物を押収した。趙さんはリストにサインを強要された。

 そして、警官は趙さんを引っ張って、連行しようとしたが、趙さんは従わなかった。それで、警官に呼ばれたマンションの管理人が、趙さんに従うようにと促した。

 趙さん、李さん、範さんの3人は夜中に即墨区環秀派出所に送られた。範さんと李さんは部屋に拘禁されたが、趙さんは派出所の廊下で寝るようにと言われた。しかも、水を飲みたいと要求した趙さんは、トイレの水を汲んで飲むようにと言われた。1カ月以上拘禁された趙さんは着替えをすることを許されなかった。

 連行された翌日、趙さんは尋問を受けた。その際、趙さんは警官に法輪功迫害の事実を話し、「人には信仰の自由があります」と言うと、警官に「誰にそのことを教わったのか? 法輪功の本は誰からもらったか?」と聞かれた。派出所に拘禁されていた間、即墨検察庁の検察官2人は趙さんに会いにきて、「煉功なら、家でしなさい。他の法輪功の人と連絡してはいけない」と要求された。

 趙さんは拘禁中派出所内で煉功したが、警官に罵られた。警官は「コロナじゃなければ、お前が生きていても、臓器を摘出するぞ」と脅した。

 拘禁されている間、学習者3人はそれぞれの指定病院で身体検査、採血を強要された。趙さんは2度も心臓病の検査結果が出たが、解放されなかった。

 警官は趙さんを環秀派出所に拘禁していることを家族に通知しなかった。趙さんの息子は着替えを持って即墨普東留置場に行ったが、「ここにはそういう人はいない」と言われた。息子の嫁も環秀派出所に行き、姑の行方を聞いたが、警官に「派出所にはいない」と嘘をつかれた。

 2021年7月6日、趙さんと学習者・韓竹清さんはともに城陽区城陽派出所に移され、3日間拘束された。派出所で趙さんも韓さんもすでにそこに拘禁されている学習者・王淑花さんも強制的に写真を撮られ、サインを強いられたうえ、服を全部脱がされたまま、3回しゃがむようにと強要された。趙さんは女性警官に「法輪功学習者はみんな良い人で、違法なことをしていません。人格を侮辱する行為は止めてください」と話したが、女性警官に「ここに来ると、脱がなければならない」と怒鳴られた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/17/441393.html)
 
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