2022年5月、42人の中国の学習者に不当判決(一)
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 【明慧日本2022年6月10日】(中国=明慧記者)明慧ネットが報道した情報によると、今年5月、さらに42人の法輪功学習者(以下、学習者)が不当な判決を宣告されたことが分かった。中国共産党(以下、中共)の警官は、昔の同僚だった学習者に対しても手を緩めなかった。江西省鷹潭市鉄道公安局の元警察官で、学習者の胡徳元さん(78歳)は、かつて不当に懲役8年の実刑判決を宣告されたことがあり、今回、さらに懲役3年の実刑判決を言い渡された。湖北省紅安県の女性警察官の程連連さんも法輪功を学んだとして、中共の裁判所から懲役7年の実刑判決を言い渡された。

 5月、60歳以上の学習者15人が不当な判決を受け、最高齢者は80代であった。中共の裁判所の関係者が、法廷で科した罰金の総額は18万8000元に上った。

 今年1月から5月までに、338人の学習者が不当な判決を言い渡された。うち、1月132人、2月33人、3月74人、4月57人、5月42人である。

图1:2022年1~5月份大陆法轮功学员遭中共非法判刑人数统计

2022年1~5月、実刑判決を宣告された学習者の月別人数統計表

图2:2022年5月获知42名法轮功学员遭中共非法判刑按刑期分布

2022年5月、実刑判決を受けた42人の学習者の刑期における人数の分布

2022年5月、実刑判決を受けた学習者の刑期とその人数の統計表

刑期 実刑判決を受けた学習者の人数
1年以下 1
1~2年 6
2~3年 5
3~4年 16
4~5年 4
5~6年 2
6~7年 1
7~8年 2
8~9年 1
執行猶予 4
合計 42

 一、2022年5月、42人の学習者が不当な判決を受ける

图3:2022年5月获知中国各地法轮功学员42人遭非法判刑

2022年5月、実刑判決を受けた42人の学習者の地域別人数分布表

 迫害の実例

 1、張家口市の張霞さん、張秀玲さん、邢果花さんに不当判決

 河北省張家口市張北県の学習者・張霞さん、張秀玲さん、邢果花さん(75)は5月6日、県裁判所にそれぞれ懲役5年、罰金3万元(約50万円)、懲役4年、罰金2万元(約32万円)、懲役3年、罰金2万元の不当な判決を宣告された。張霞さんは判決を不服とし、市高等裁判所に控訴した。張秀玲さんと邢さんは5月7日に石家荘女子刑務所に拘禁された。

 2020年9月22日午後3時過ぎ、張北県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の私服警官4人は事情調査を理由に、張霞さんの自宅で張さんに手錠をかけ、連行した。5時過ぎ、同じ方法で邢さんを連行し、6時過ぎに張秀玲さんの身柄を拘束した。3人は公安局に一晩中拘束され、9月23日に張家口留置場に移送された。

同年9月23日、張北県裁判所で3人に対する裁判が行われた。弁護士は無罪の弁護をし、法廷は裁判を早々と終了させた。

 2022年5月6日、3人は上記の不当な判決を宣告された。

 2、遼寧省凌源市の7人の学習者が不当判決される

 遼寧省凌源市の学習者・張昆山さん(50代男性)、于淑芬さん(56歳女性)、王忠学さん(60代男性)、呉艶玲さん(60代女性)、万桂英さん(73歳女性)の5人が、2021年12月16日と17日、凌源市裁判所によりオンライン裁判を受けた。

 2022年5月、張昆山は懲役7年の実刑判決を宣告され、控訴したことがこのほど分かった。また、于淑芬さんは懲役3年2カ月の実刑判決を宣告され、二審で原判決を維持した。呉艶玲さんは懲役3年、王忠学さんは懲役2年、万桂英さんは懲役1年、栗静さん(女性)は懲役3年6カ月、劉素蘭さん(76歳女性)は懲役1年6カ月を宣告されたことが分かった。

 3、15年の冤罪を経た四川省楽山の朱明容さん 再度懲役8年

 四川省楽山市の学習者・朱明容さん(48歳女性)はこれまでに何度も迫害され、計15年間拘禁された。2021年10月、朱さんは法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして再び連行され、拘禁された。そして2022年5月中旬、朱さんはまた懲役8年の実刑判決を言い渡されたことがわかった。

 朱さんは、江沢民集団が法輪功への迫害を開始した後、四川省政府に行って陳情したとして、連行され15日間拘束された。

 1999年10月、朱さんは北京へ陳情に行く途中で連行され、楽山に戻されて30日間拘束された。その後、懲役3年の実刑判決を言い渡され、2002年に解放されたが、2003年に、また6年の実刑判決を宣告され、2009年に帰宅した。2010年、朱さんは再度6年の実刑判決を宣告され、2016年に釈放された。

 2021年10月24日、朱さんは学生たちに法輪功迫害の実態を伝えていた際、ある学生の家族に通報されたため、勤務先で警官らにより連行され、馬辺留置場に拘禁された。

 今年5月中旬、朱さんを連行した警官が留置場の刑務官に「朱は懲役8年の実刑判決を言い渡された」と話したという。しかし、家族は通知書や判決状などを全く受け取っていない。

 4、10年間の冤罪を終えた魏彬さん 再び懲役6年

 明慧ネット2022年5月23日の報道によると、四川省江油市太平鎮の学習者・魏彬さんは4月29日に不当に懲役6年の実刑判決を言い渡され、罰金6000元(約11万円)を科された。魏さんが重刑を科されたのは、これが2回目である。

 魏さんは2002年に懲役10年の判決を言い渡されたことがあり、徳陽刑務所で酷く殴られ、照りつける太陽の真下に晒され、長期間立たされるなど様々な拷問を受けた。魏さんの父親は2009年9月に連行され、懲役7年の実刑判決を言い渡され、2013年1月に徳陽刑務所で迫害により死亡した。

 二、年配学習者に対する迫害

2022年5月、不当判決を受けた60歳以上の学習者の統計表

名前 区県 刑期 罰金(元) 年齢
李発珍 山東省 泰安市   2年 2000 80代
程桂鳳 山東省 泰安市   6カ月、執行猶予1年 5000 80
王鳳英 雲南省 昆明市   1年6カ月 5000 80
胡玉蓮 黒龍江 大慶市   5年 2万 78
胡德元 江西省 鷹潭市   3年   78
邢果花 河北省 張家口市 張北県 3年 2万 75
万桂英 遼寧省 凌源市   1年   73
王栄軍 遼寧省 瀋陽市   3年2カ月   72
施美蓮(施美連) 江蘇省 南通市   2年6カ月   71
鹿国花 江蘇省 蘇州市   2年6カ月執行猶予3年 2000 70代
邱華芝 広東省 広州   2年 5000 69
林子成 広東省 汕頭市   3年6 カ月   69
顧秀芳 江西省  贛州   3年   66
王忠学 遼寧省 凌源市   2年   60代
呉艶玲 遼寧省 凌源市   3年   60代

 迫害の実例

 1、山東省泰安市の80代女性2人が不当判決下される

 明慧ネット2022年5月30日の報道によると、山東省泰安市の学習者・程桂鳳さん(80歳)と李発珍さん(80代)は、中共の裁判所にそれぞれ不当な判決を言い渡された。

 程さんは2021年10月22日、街で法輪功の文言が書かれた卓上カレンダーを配布しているとき、泰安市岱岳区粥店派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。その後、程さんの息子が保証人となって、程さんは「保釈」され帰宅した。しかし、肥城市検察庁は、2021年末に程さんに対する不当な逮捕状を発付し、今年の年明けに、程さんの案件公文書を同市裁判所に渡した。

 2022年3月18日、肥城市裁判所は程さんに対して裁判を行い、そして5月6日、程さんに懲役6カ月執行猶予1年、罰金5000元(約9万円)の判決を宣告した。程さんは毎週1回、司法所に顔を出すことと、1日2回、自宅にいるかどうかを確認するためのビデオ通話を要求された。

 李さんは程さんと同じ団地に住んでいる。2020年の夏、李さんは法輪功の資料を配る際、中共の虚言を信じている住民に通報され、泰山区三里派出所の警官により連行されたが、自ら派出所から出て行った。その後、派出所の警官は李さんの娘を通して、李さんの住所を知った。

 そして、再び連行された李さんは2021年末、泰山区裁判所に懲役2年(務所外執行)を宣告され、2000元の罰金を科された。

 現在、程さんも李さんもほかの学習者と接触しないように、自分の子供たちに監視されている状態である。

 2、大慶市の胡玉蓮さん(78歳) 不当に懲役5年と罰金2万元

 明慧ネット2022年5月14日の報道によると、黒龍江省大慶市の学習者・胡玉蓮さん(78歳女性)は4月26日、現地の裁判所により懲役5年の実刑判決を不当に言い渡され、罰金2万元(約38万円)を科された。

 胡さんは大慶市譲胡路広厦小区に在住し、一人暮らしである。2021年11月20日、胡さんは家に押し入ってきた東湖区の警官らに連行された。譲胡路裁判所は2022年1月18日に裁判を行い、4月26日に胡さんに懲役5年の判決を宣告した。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/4/444419.html)
 
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