遼寧省撫順市の79歳の孫彦智さん 迫害され腫瘍発生
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 【明慧日本2022年6月10日】遼寧省撫順市の東洲区龍鳳地区の法輪功学習者・孫彦智さん(79)は懲役5年の不当な判決を宣告され、遼寧女子刑務所で迫害された結果、腹部に腫瘍ができ、衰弱している。家族は刑務所へ行き、解放を交渉するつもりだ。

 孫さんは若いころから身体が悪く、法輪功を学んでから健康を取り戻し、医療費を節約できたうえ、家計も助かった。しかし、法輪功を学んでいるという理由で、晩年に拘禁され、子どもたちは母の安否を心配している。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以降、中国共産党によって迫害されている。

 2020年1月9日、孫さんは街で法輪功の無実が書かれた年画(中国の民間絵画で、旧正月に民家内部や門口に飾られる版画)を配布した時、地元東洲区の龍鳳派出所の警官に身柄を拘束された。当日夜、孫さんは家に戻されたが、迫害は止まらなかった。同年2月4日、龍鳳派出所の警官らは孫さん宅に侵入し、法輪功の書籍を押収しようとしたが、孫さんが必死で抵抗したため、警官らはまだ終わらないと言い残して去った。

 同年のコロナウイルス蔓延期間中、公安関係者は孫さんに「居住監視」の通知を出した。その後、東洲区裁判所は孫さんに2020年10月20日に裁判を開廷すると知らせた。孫さんは「私は法律を犯していません。どうして裁判しなければならないのですか? 私は良い人になることを目指して、中国共産党に騙された人を助けています。裁判所に行く必要はありません」と主張し、迫害から逃れるために放浪生活を余儀なくされた。

 2021年5月12日午後2時50分、孫さんは駅で、車のナンバーがない自動車から降りてきた5、6人に身柄を拘束され、市南溝留置場で拘禁された。その後、家族は何も知らないまま、孫さんは秘密裏に開廷され、懲役5年の不当な判決を宣告された。2021年末、孫さんは遼寧省女子刑務所に移送された。

 孫さんは刑務所の第12監区で拘禁され、2021年末に腹部に腫瘍があることが判明した。遼寧省女子刑務所の第12監区は法輪功迫害の専門エリアである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/6/444554.html)
 
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