【明慧日本2022年7月21日】(前文に続く)
二、上半期、1260人は嫌がらせを受けた
明慧ネットの統計によると、2022年上半期において、中共の警官、街道コミュニティーの関係者は学習者1260人に嫌がらせをした。
迫害の実例:
1)河北省石家荘市の橋西区紅旗派出所は学習者を迫害
2022年5月、石家荘市橋西区の紅旗派出所は数人の学習者の家へ写真を撮りに行ったり、電話で嫌がらせをした。
中共統治下の派出所は利益のため、学習者の自宅に侵入し、身柄を拘束、嫌がらせ、家財押収、起訴などの手段で迫害を加え、本来法律を実施する側として、法律を犯している。23年間の迫害において、学習者は絶えず法輪功の無実を伝え、多くの派出所の警官も法輪功のことをより理解でき、迫害に加担しなくなり、もしくはいろいろな方法で学習者を守っている。しかし、独断専行の警官もいる。紅旗派出所はその一つである。
蒲杏池さん(45歳女性)は河北省師範大学の美術学部の卒業生で美術の講師であり、橋西東五里コミュニティーに在住。2022年1月23日、管轄区の紅旗大街派出所の警官に自宅に侵入され、行方不明になった。
2)山東省蒙陰県の孫樹菊さん、孟慶蓮さんは放浪生活に
山東省蒙陰県の聯城鎮の学習者・孫樹菊さん(70歳、葫芦坡村出身)、孟慶蓮さん(68歳、虎路坡村出身)は洗脳班の拘禁迫害から逃れるため、2022年6月22日放浪生活を余儀なくされた。
情報によると、鎮610弁公室は何度も2人を県洗脳班に連行しようとしていたという。
2022年6月22日の早朝2時ごろ、孫さんを連行するため、聯城鎮及び鎮610弁公室、聯城派出所の警官らは村書記・孫樹山に案内され、村中の学習者の家一軒ずつ行き嫌がらせをし、孫さんの隣人宅まで捜索した。当時、村中の犬が吠え続けた。
今回の捜査行動で、孟さん宅の洗濯機、テレビ、プリンターなどの私物が押収された。孟さん自身も迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。鎮派出所は警察犬を出して孟さんを追跡したという。
聯城610弁公室と蒙陰610弁公室はここ2年、絶えず学習者を転向させることに力を入れている。最近さらに、全県の学習者を全て一通り転向させると言って、多くの学習者はすでに嫌がらせを受け、身柄を拘束された。
3)江西省南昌市の高新区麻丘鎮の長江村の学習者・熊翠環さんは嫌がらせを受けた
江西省南昌市高新区麻丘鎮の長江村の学習者・熊翠環さんは村の元婦人主任である。30年近く働き、1999年7.20以降、鎮派出所の警官に何度も嫌がらせを受け、身柄を拘束され、拘禁されたことがある。
警官は熊さんに、自宅にある法輪功の資料を全て出すようにと脅迫した。警官は熊さんの家をあちこち探し、壁にかけたお守りと法輪功と関連のある全てのものを押収した。現在、熊さん宅の入り口に監視カメラが設置され、出入りは全て監視されている。
三、98人は洗脳班に拘禁された
明慧ネットの報道統計によると、2022年上半期において、98人は強制的に洗脳班に送られた。迫害の最もひどい地域は湖北省42人、山東省14人、河北省7人、山西省6人、四川省5人である。
2022年1~6月、洗脳班に拘禁された学習者の人数統計 |
迫害の実例:
1)武漢市の葉小芬さんは洗脳班に送られた
明慧ネットの2022年6月6日の報道によると、武漢市の学習者・葉小芬さんは2022年1月に洗脳班から解放された。最近、親戚と友人は再び葉さんと連絡が取れなくなった。
2021年12月2日、葉さんは江漢路の水塔街で人々に法輪功の無実を伝えた時、水塔街派出所の警官に身柄を拘束され、蔡甸玉筍山洗脳班に連行されて54日間拘禁された。2022年1月24日に解放された。
葉さんは洗脳班で拘禁された期間、毎日14、15時間立たされ、法輪功を誹謗中傷する宣伝を聞かされた。葉さんは洗脳に抵抗し、ラジオを壊したとして、殴られ、頭が腫れて、血が流れ出た。その後、蔡甸病院で治療を受けた。葉さんは病院でもずっと「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を言い続けた。
拷問イメージ図:殴打 |
洗脳班の関係者は葉さんを病院から無理やり洗脳班に連れ戻し。葉さんは頭痛で夜も眠れなかった。旧正月の直前、洗脳班は休みになるため、葉さんは姉の家に送られた。
2022年4月5日前後、万松派出所、楊園派出所及びコミュニティーは、葉さんを監視し、行動を制限した。このような行動を十数日続け、万松派出所の2人は葉さん宅に行き、法輪功を諦めないと、再び玉筍山洗脳班に送ると脅迫した。
最近、親戚と友人はまた葉さんと連絡が取れなくなった。
2)湖北省応城市の610弁公室は洗脳班を設立し、学習者を迫害
湖北省孝感市応城市の610弁公室は2022年6月、天鵝鎮総合管理弁公室の3階に洗脳班を設立し、学習者に転向させようとしている。現在、少なくとも学習者・張祥発さん、熊文志さん、方秋萍さん、楊文明さんの4人が当洗脳班に拘禁されている。多くの学習者は嫌がらせを受け、家に戻れない。張さん、楊さんは1週間拘禁されてから帰宅した。
応城市610弁公室は、派出所、街道、コミュニティーに指図し、学習者に電話をかけ、自宅に行き洗脳班に行くようにと言っている。協力しない学習者は直接洗脳班に連行した。
6月16日午後、東馬坊派出所と東馬坊街道弁公室の3人は市三合鎮魯台村に行き、728塩工場の定年退職の職員・張祥発さんを天鵝洗脳班に連行した。
同日、市城関の学習者・楊文明さんも天鵝洗脳班に連行された。
6月21日午前、東馬坊派出所の警官は湖北双環科グループ有限会社の熊文志さんを天鵝洗脳班に連行した。会社の書記・劉満英(43歳女性)は連行行動に参加した。
6月24日午前、応城市四裏棚派出所の所長・趙、市塩鉱コミュニティーの書記・雷、主任・陳3人は学習者・陳想苟さん宅に侵入し、天鵝洗脳班へ連行しようとした。陳さんはこのような行動は違法だと指摘し、『憲法』は言論自由、信仰自由、国民の人身自由を守っていると言い、関係者は三、四十分對峙してから帰った。関係者は学習者・方秋萍さんを天鵝洗脳班に連行したと話した。
洗脳班に610弁公室、警官のほか、村から派遣されてきた人員が約20人いる。学習者は単独に拘禁され、行動の自由を制限された上、監視されている。
四、399人の高齢の学習者が受けた迫害
明慧ネットの統計によると、2022年の上半期において、60代以上の399人の学習者は身柄を拘束され、嫌がらせを受けた。そのうち、241人は身柄を拘束され、158人は嫌がらせを受けた。最年長は92歳、90代3人、80代78人、70代198人、60代120人である。
2022年1~6月、399人の60歳以上の学習者は身柄を拘束され嫌がらせを受けた |
迫害の実例:
1)貴州省凱裏市の羅琴先さんは手術後、留置場で拘禁
貴州省黔東南州の凱裏市に在住する学習者・羅琴先さん(80歳近く)は国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に身柄を拘束され、半年近く拘禁され、裁判所に起訴された。2022年5月16日、羅さんは急性の悪性リンパ腫が検出され、市病院で手術を受けた。しかし、手術後の5月27日、再び市留置場に送られた。
(続く)