廖光慧さん 成都女子刑務所で迫害され植物人間に
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年8月5日】(四川省=明慧記者)四川省綿陽市の法輪功学習者・廖光慧さんは、2019年7月20日に不当に連行された後、懲役3年の実刑判決を言い渡された。2021年1月20日、廖さんは秘密裏に成都龍泉驛女子刑務所に移送されたが、今年7月20日、迫害されて植物人間の状態で自宅に戻された。

 廖さんは頭部の手術を受けた後、右側の頭蓋骨が付けられていないため、頭の右側には茶碗の大きさの面積がへこんでおり、喉には痰吸引チューブ、鼻には栄養チューブ、また導尿チューブも挿入されており、全身が硬直している。

 家族は硬直して横たわっている廖さんを見て、介護の仕方や、喉にたまった痰をどうやって取り出すのかが分からず、数時間後、綿陽市第二人民病院に入院させた。7月27日午前8時、廖さんの全身が突然痙攣を起こし、唇と上半身が紫色になった。病院が緊急措置をとって、ようやく危険な状態から乗り越えた。現在、廖さんはいつ全身痙攣を起こしてもおかしくない状態で、命の危険に晒されている。

植物人間になった廖光慧さん

 廖さんは20年以上穀物倉庫で働いており、有害物質にさらされたことがあった。仕事のプレッシャーが多かったため、頭痛、不眠症、パニック障害などの病気を患い、あちこちで治療したが、改善が見られなかった。その後、婦人科疾患に罹ってますます深刻になり、当時の廖さんは鏡で自分の顔を見るのも怖くなったという。1999年に法輪功を学んでから、廖さんは心身ともに健康になり、身体の病気がすべて消え、人生と未来に希望を抱くようになった。 

 2019年7月20日、綿陽市涪城区公安支局および花園派出所の警官らが、廖さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行い、廖さんを綿陽市留置場に連行し、1年余り拘禁した。廖さんは連行されるまでは、とても元気で体力があり、テキパキと料理や買い物をして、掃除洗濯と孫の世話など、毎日とても忙しく働いていた。廖さんの夫・李双全さんも法輪功を放棄しないとして、2012年に懲役5年の実刑判決を言い渡されたことがあり、5年間の年金がすべて差し引かれた。

 2020年9月1日、綿陽市涪城区裁判所は廖さんに対して不当な裁判を行った。弁護士は法律に基づいて、廖さんのために無罪の弁護をしたが、9月25日、廖さんは懲役3年の実刑判決と3000元(約5万9000円)の罰金を言い渡された。2021年1月20日に成都女子刑務所に拘禁された。

 廖さんは成都女子刑務所に拘禁されたとき、非常に健康だったのに、1カ月後に、なぜ突然病気になったのだろうか? 2021年3月10日の早朝5時、家族は刑務所側からの電話を受け、「華西病院に行って、脳手術のサインをして欲しい」と言われた。3月30日、昏睡状態に陥った廖さんは刑務所の病院に移された。

 廖さんは刑務所の病院に移された後、ずっと昏睡状態にある。家族は刑務所に医療仮釈放の申請を郵送したが、何の反応もなく、刑務所に何回電話しても誰も出なかった。結局、刑務所は昏睡状態の廖さんを3年の刑期が満了するまで拘禁した。この469日間、廖さんはどれほどの精神的、肉体的苦痛を受けたか分からない。

 2022年7月20日、廖さんの不当な刑期が満了した。刑務所側が救急車とパトカーで廖さんを家まで送ってから、家族は初めて廖さんの実際の状況を知った。

 健康だった廖さんは刑務所で迫害されて植物人間になり、3年間も拘禁され、年金も差し引かれた。年を取った廖さんの夫は家事全般を引き受け、さらに廖さんの世話をしなければならなくなった。

''

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/30/446994.html)
 
関連文章