【明慧日本2022年8月6日】北京の法輪功学習者・徐彦秋さんが、法輪功を学んだとの理由で懲役1年6カ月の刑を言い渡された直後、高齢の母親・康淑玲さん(同修)は衝撃を受け、2021年9月16 日に亡くなった。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以降、中国共産党政権によって迫害されている。
2020年6月4日、路上で法輪功迫害の事実に関する情報資料を配布していた徐さんは、知らないうちに、房出城关派出所の警官・田超の車にも、その資料を置いていた。
7月14日、田と他の4人の警官が徐さんを母親の家から連行し、法輪功の書籍4冊を押収した。当時、74歳の康さんは、田を止めようと追いかけた。田は車から2冊の書籍を投げ出し、康さんは本を拾っているうちに、田の車は走り去った。
2020年7月29日、徐さんが15日間の拘束を経て釈放されるまでに、康さんは娘のことを心配したことがきっかけで、無力になっていた。康さんは話すこともできず、自分の面倒を見ることもできなくなっていた。
徐さんは、8月25日に母親を散歩に連れ出しているときに法輪功の資料を配布したとして、9月17日に再び連行された。2022年12月25日、徐さんに2000元(約3万9000円)の罰金を科した。
徐さんの最新の判決の前に、徐さんは法輪功の無実を訴えたために地元の洗脳班に拘禁された。徐さんは1年6カ月の強制労働にも服役し、2000元の罰金を科された。
徐さんの判決は康さんに大きな打撃を与えた。康さんの健康状態は悪化し続け、ついに2021年9月16日に亡くなった。
康さんは1997年に法輪功を学び始めた。共産党政権が1999年に迫害を命じた後、康さんは何度も法輪功を実践する権利を訴え、その結果、地元の洗脳班に収容された。康さんは2000年1月1日に懲役1年6カ月の強制労働を与えられた。
2019年に康さんの夫が亡くなった後、康さんは徐さんに世話を頼んだ。しかし、徐さんが受けた迫害は康さんに多大な精神的苦痛を与え、最終的に康さんの命を奪った。