ニューヨークで集会 中共組織から脱退した4億人を声援
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 【明慧日本2022年8月10日】北京時間、8月3日の午後7時時点で、全世界で中国共産党(以下、中共)の組織である共産党、青年団、少先隊から脱退した(三退と呼ばれる)人数が4億人を突破した。同日、米国東部時間昼12時に、ニューヨーク州フラッシングのランドマークである図書館の前で、全世界脱党支援センター(以下、脱党センター)による祝賀集会が行われた。

图1~7:二零二二年八月三日,各界人士在纽约法拉盛图书馆前集会,庆祝全球退出中共党、团、队组织的人数突破四亿。并有华人现场公开三退。

三退人数が4億を突破したことを祝う参加者たち

 当日、フラッシングの街は交通量が多かったが、祝賀集会に多くの人々が集まった。図書館の前では銅鑼(ドラ)や太鼓などの楽器をもった人、脱党促進のボランティア、社会の正義を支持する人、地域の代表者、そしてその場で脱党を声明する人達など、数百人もの人々が参加した。多くの通行人が集会を見て声援を送った。現場に掲げられている「中共から脱退した4億人の勇士を声援」、「中共から脱退した中国人が4億を突破したことを祝う」などの巨大な横断幕が、特に目立っていた。

 集会の演説者は、「4億人の中国人が邪悪な中共組織から脱退したことは、偉大な歴史的記念碑であり、過去18年間、国内外の法輪功学習者(以下、学習者)と脱党ボランティアの努力により、4億人の中国人を目覚めさせ脱退させたことは、非常に顕著な成果であり、偉業である。中共からの脱退運動は、中国だけでなく、世界にも大きな、そして広範囲な影響を及ぼしている」と評価した。

 集会で、脱党センターの易蓉会長は、「迫害の実態を伝える行動は、幾千万もの中国人を覚醒させました。脱退の潮流は今、中共を壊滅しており、より多くの中国人がこの時機を捉えて、人々に害を与える誓いを取り消し、自分を救うために脱党するように願っています」と述べた。

 現場で青年団と少先隊から脱退することを表明した韓帥さんは、「とても高揚し嬉しいです。私たちは中国で強制的に青年団と少先隊に加入させられました。私はこの形で、中共、そして中共というテロ組織に無理やりに加入させられる行為に対して、喜んで反対したいです」と語った。

 三退を勧めることは人類の壮挙

 大紀元のウェブサイト編集長である黄万青博士は、「2004年11月に大紀元が『共産党についての九つの論評(以下、九評)』を発表したことは、中国人が中共の組織から脱退する運動のきっかけとなりました。大紀元と新唐人は18年にわたり、『九評』の普及、『九評』に関するセミナーの開催、『九評』と三退の活動進行状況の報道などを共同で行ってきました」と述べた。

图8:大纪元网站总编黄万青博士在集会上发言

大紀元のウェブサイト編集長・黄万青博士

 同博士は、「三退を勧める人たちの主体は中国国内にいます。中国本土には数千万から1億人の学習者がおり、彼らは連行や判決を受ける危険を冒しながら、身近な友人や親戚、同僚、通行人、そしてすべての中国の国民に迫害の実態を伝え、三退を勧めているのです。18年間、無数の脱党ボランティアが4億人の中国人に退党させ、中共を内部から空洞化しました。中共が崩壊し、世界に平和が訪れる日はもう遠くありません。これは、非常に喜ばしくめでたいことだと思います」

 「三退は内部から中共を平和的に解体し、人間性を復活させ、道徳を回復させました。三退を勧めることは、必ずや歴史に残る人類の壮挙です」と述べた。

 脱党は人類文明史上最大の草の根運動

图9:社区领袖玛莎(左)在集会上,为全球退党服务中心颁奖。

コミュニティの代表者・マーサ氏(左)

 コミュニティの代表者・マーサ氏が、脱党センターに賞を授与した。マーサ氏は、「脱党運動は人類文明史上最大の草の根運動です。平和的理性と非暴力によって中国の変革を促進し、国民に目覚めをもたらしました。私たちは、すべてに害を与え言論の自由を妨げる専制政治に終止符を打つ必要があります」と自由を選択した4億人の中国人を温かく祝福した。

 脱退は懺悔、第二の人生を歩むチャンス

图10:香港实业家袁弓夷在集会上发言

香港の実業家・袁弓夷氏

 香港の実業家・袁弓夷氏は演説の中で、「中共の組織から脱退することは西洋文化における懺悔のようなもので、中共の党員に懺悔の機会を与えることです。あなたは以前誤ってこの邪悪の組織に入ったことがあり、今はあなたに脱退させ、第二の人生を歩むチャンスを与えています。これは、歴史上かつてなかったことであり、非常に良いことだと思います。しかも簡単なことではなく、偉大で気高いことなのです」と述べた。

 三退は中共の残酷な弾圧の下で行われている偉大なこと

图11:大律师叶宁在集会上发言

弁護士・叶寧氏

 叶寧弁護士は演説の中で、「ソ連共産党が崩壊した後、1991年にモスクワの赤の広場で、人々が山のように積み上げたソ連の党員証を燃やしました。ナチスの戦犯に対する裁判であるニュールンベルク裁判も、人道に反する犯罪者を倒した後に行われましたが、三退の大波は、中共の残酷な弾圧の下で行われており、非常に素晴らしいことであり、歴史上前代未聞の驚くべきものです」と述べた。

 三退のマイルストーン(※)を振り返る

 2004年11月、「大紀元時報」が『九評』と題する社説を連載したことで、脱党ブームが引き起こされた。続いて、大紀元脱党ウェブサイトが開設された。 2004年12月3日、海外の元中共党員による第一通の脱党声明が大紀元に送られた。2005年1月12日、大紀元は「厳正声明」を発表し、「中共の邪党(魔教)は歴史上、衆生に対して、神佛に対して凶悪な罪を犯した、神はこの悪魔を清算しなければならない」と、人々に速やかに脱退するよう呼びかけた。2005年2月、法輪功の創始者・李洪志先生が退団声明『再轉輪』を発表された後、各界から圧倒的な反響があり、三退する人数は1日に数百人から1万人に急増した。2005年6月、脱党センターが登録された。

 三退の進展は、1億突破に6年8カ月、2億突破に3年8カ月、3億突破に3年弱のわずか35カ月、4億突破に4年4カ月かかった。

 (※)マイルストーンとは、プロジェクトを完遂するために重要な中間目標地点のこと。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/5/447299.html)
 
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