長春の于桂珍さん 懲役5年の実刑判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年8月15日】2022年6月、不当に8カ月以上拘禁された長春市の法輪功学習者(以下、学習者)・于桂珍さん(56歳女性)は、朝陽区裁判所から懲役5年の実刑判決を言い渡された。

 于さんは善に向けて心を修め、法輪功の修煉を堅持していたとして、2000年と2012年の2回にわたって長春市黒嘴子女子教養所で合計4年以上拘禁された。そしてそこで酷く殴打され、スタンガンで電気ショックを与えられ、体罰を加えるなどの拷問を受けて胆嚢や胸及び背中が損傷した。

 法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。しかし中国共産党は1999年7月以来、この修煉法を迫害している。

 于さんはかつて吉林市に住んでいた。夫はとうの昔に亡くなり、于さんは雑貨屋を経営しながら息子を育てた。非常に貧しかった。多くの病気に罹り、命の危険に晒されたこともあった。しかし1995年5月に人からの紹介で、法輪功の修煉を始めた。1カ月後、すべての病状が消えた。

 秘密裏に5年の実刑判決

 2021年10月16日午後9時、長春市緑園区西新派出所の警官らが于さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、于さんを連行した。法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、カレンダー、身分証、携帯電話などを押収し、于さんを派出所に一昼夜拘束した後、留置場に15日間拘束した。

 2021年11月1日に拘束期間が満了した後、于さんは再び派出所に連行され、さらにまた一昼夜拘束された。翌日、于さんは長春第四留置場に入れられたが、弁護士との面会は禁止された。その後、于さんは逮捕状を発布された。検察庁人は于さんの家から押収した40冊の本を100冊以上として、数百枚のカレンダーを数千枚として于さんを起訴した。

 2022年6月、緑園区と朝陽区の公安、検察庁、裁判所が秘密裏に、于さんに懲役5年の実刑判決を言い渡した。

 2回の労働教養を強いられ、殴打されて胆嚢が損傷

 1999年7月20日、中国共産党が法輪功への迫害を始めた。于さんは3回北京へ陳情に行き、連行された。

 1999年12月30日、陳情に行った于さんは連行されて現地に戻された。2000年1月21日、于さんは長春黒嘴子労働教養所に入れられて3年間拘禁された。そこで、于さんは様々な拷問を受けた。ベットに吊し上げられ、冬に服を脱がされて寒い部屋に閉じ込められた。体罰を加えられ、毎日17、18時間の労働を強要された。

 2000年10月、法輪功への迫害は一層激化した。于さんは高圧スタンガンで電気ショックを受け、全身が怠くなり、大小便の失禁状態になり、意識不明になりそうだった。警務官は于さんを寝室に運んだ後、またひとしきりに殴り、蹴った。

 2002年、于さんと他の学習者たちは労働教養所のある部屋に閉じ込められ、睡眠を奪われ、法輪功を誹謗中傷する映像を見せられたり、本を読むことを強要された。又、洗脳、酷い殴打、灌食などが行われた。皆はスタンガンで電気ショックを受けて身動きが不自由になり、ひいては精神異常となった。

中共酷刑示意图:多根电棍电击

拷問のイメージ図:数本のスタンガンで電気ショック

 于さんは長春黒嘴子労働教養所で迫害を受け、それから10年経っても胆嚢が回復していない。

'酷刑演示:毒打'

拷問の再現:酷く殴打

 2012年7月2日、于さんと他の2人の学習者が再度連行され、于さんは長春市第三留置場に収容された。そして1年の労働教養を強いられ、前回とほぼ同じ拷問を受けた。

 そして今年6月、中高年となった于さんに再度懲役5年の実刑判決が言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/7/447372.html)
 
関連文章