河北省の楊建録さん 不当判決下した検察官に苦情申し立てる
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 【明慧日本2022年8月21日】河北省張家口市在住の法輪功学習者・楊建録さん(男性)は、法輪功を学んでいることを理由に張家口市宣化区裁判所から懲役8年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。楊さんの家族は、この事件に関与した宣化区検察庁の検察官・程興(男)に対して複数の訴状を、幾つかの司法機関に提出した。 

 程は、張家口市宣化区検察庁の検察官であり、法輪功学習者を迫害する多くの事件に関与した。楊さんの弁護士が程に対して、楊さんに関する事件の経緯を尋ねた時、程は非常に傲慢な態度だった。

 楊さんの家族は最近、最高人民検察庁、中央規律検査委員会、公安部および監督委員会に程に対する苦情を申し立てた。すべての機関は訴状を受け取ったことを示した。

 楊さんの試練は2019年にさかのぼり、省レベルの党幹部が張家を訪れ、大通りに法輪功の横断幕が掲げられているのを見た。ちょうど楊さんの自宅近くにあったが、警察は楊さんを 2 度取り調べたが、楊さんは横断幕を掲げたのは自分ではないと否定した。

 2019年12月4日、何の証拠もなく、警官らは楊さんと妻・王惠君さんを連行し、自宅を家宅捜索した。彼らはすぐに楊さんの訴訟を宣化区検察庁に提出した。

 楊さんの家族と弁護士は、検察官・程に繰り返し連絡を取り、訴訟を取り下げるよう求めた。彼らは、楊さんは法輪功を始めてから健康になり、多くの悪い習慣をやめたと言った。そしてまた、地元の村人が署名した嘆願書を提出し、楊さんの人柄を証明した。程は彼らに返答することはなく、法律違反の証拠なしのまま楊さんを起訴した。

 2020年9月4日の楊さんの法廷審理中に、程は何の説明もせずに突然法廷を去り、裁判官は休廷することを余儀なくされた。裁判官は、再度審理を行うことなく、2021年3月16日に楊さんに懲役8年の刑を宣告することを発表した。楊さんは 昨年7月19日に唐山市の刑務所に拘禁された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/28/446895.html)
 
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