天津の張栄秀さんに懲役5年の不当判決
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 【明慧日本2022年9月26日】天津市北辰区の張栄秀さん(女性)は法輪功を実践していたため、当局が2021年8月10日に連行した。天津市南開区裁判所は12月9日に懲役5年の不当判決を言い渡し、張さんは2022年8月24日、天津女子刑務所に拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999以来中国共産党によって迫害されている。

 張さんは1999年2月に法輪功を学び始め、心身ともに元気になっていたが、2005年から2011年9月25日まで、天津女子刑務所に拘禁された。 2011年9月25日、刑期を終えた張さんは天津女子刑務所から天津市北辰区の町村610弁公室の職員に引き取られ、村の老人ホームに入れられた。今回の判決の前に、張さんは当局に3回不当判決を言い渡され、10年間近く拘禁された。そしてその間、拷問や洗脳、薬物投与などを受けてきた。

 張さんは2020年2月12日、法輪功迫害の事実に関する情報を配布したとして西於荘派出所に連行された。張さんは派出所で1日、鉄の檻の中に拘束された。張さんのパソコンと数百元の真相紙幣(法輪功への迫害に関する記載のある紙幣)は押収された。警察は張さんを保釈する前に、張さんの家族から1万元を脅し取った。

 警察は2020年9月22日に張さんを召喚し、9月30日の派出所への出頭を命じた。しかし張さんは出頭せず、警官らは電話で繰り返し嫌がらせをした。村長の蘭恩良も直接張さんに嫌がらせをし、法輪功を放棄するように命じた。しかし張さんは、それを拒否した。

 2020年12月下旬、3人の役人は再び張さんに嫌がらせをし、法輪功を放棄する声明に署名するよう命じた。もし署名しなければ、張さんの子供の将来の進路を台無しにすると脅した。

 張さんは信仰を堅持しているので、2021年1月6日、村の役人は再び張さんの家に来て、老人ホームから追い出すと脅した。それでも応じない張さんに、3日後に退去するよう通達があった。

 2021年6月、警察はさらに数回張さんに嫌がらせをし、三書(法輪功を放棄させようと強制的に書かされる書類)にサインしなければ、再び張さんを拘束すると脅した。

 2021年8月10日夜、天津市西於荘派出所と東堤頭派出所の7人の警官が張さんの家に押し入り、張さんをパトカーに乗せた。警官は、張さんを連行するのを止めようとした娘の于嵐さんを連行すると脅した。4歳ほどの孫と孫娘は、警官らの暴力に怯えていた。

 張さんは2021年12月9日に南開区裁判所に出頭させられ、懲役5年の刑を言い渡された。2022年8月24日、天津女子刑務所に拘禁された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/9/449138.html)
 
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