2022年9月、47人の法輪功学習者に不当な判決(二)
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 【明慧日本2022年10月13日】(前文に続く)

 二、中共は60歳以上の学習者に不当判決

 明慧ネット報道の統計によると、9月、60歳以上の法輪功学習者(以下、学習者)17人が中共によって不当な判決を宣告された。吉林省吉林市の樺甸市の李鳳芹さん(84)は刑務所外執行の懲役3年の判決を受けた。山東省済南市の劉春平さん(82)は懲役1年、罰金5000元の判決を宣告された。天津市の張秀芳さん(77)は懲役1年6カ月、執行猶予2年、罰金1万5000元の判決を下された。

 2022年9月、60歳以上の学習者が受けた判決と罰金の統計表

名前

性別

区・県

刑期

罰金(元)

年齢

李鳳芹

女性

吉林省

吉林市

樺甸

刑務所外執行の3年

 

84

劉春平

女性

山東省

済南市

 

1年

5000

82

張秀芳

女性

天津市

   

1年6カ月執行猶予2年

15万

77

李五群

男性

河北省

 

無極県

1年

 

70代

徐鳳蘭

女性

江西省

南昌市

 

2年6カ月

5万

70代

龍有時

女性

湖南省

長沙市

開福区

3年

 

70

林国蘭

女性

吉林省

通化市

 

3年

 

70

李秀蓮

女性

広東省

珠海市

 

4年

 

69

蒋林英

女性

上海市

   

4年

 

70

張春耀

女性

浙江省

寧波市

 

3年3カ月

 

68

徐潤葉

女性

寧夏

銀川市

 

3年

 

66

王静慧

女性

遼寧省

瀋陽市

 

1年6カ月

5000

65

李化蓮

女性

山東省

淄博市

沂源県

2年6カ月

 

65

崔永芬

女性

河北省

衡水市

 

3年3カ月

3000

61

左成華

女性

黒竜江省

建三江

 

3年4カ月

 

61

黄文芬

女性

湖北省

宜昌市

夷陵区

1年

2000

60

 迫害の実例:

 1、山東省淄博市の王玉玲さんに懲役1年6カ月の判決

 山東省淄博市淄川区洪山鎮の高齢の王玉玲さんは2022年9月6日、オンラインで不当な裁判が行われ、1年6カ月の判決を下された。

 2021年8月下旬、王さんは石湖と洪山の市場で法輪功の真実を人々に伝えたとして、淄川区城南派出所の私服警官に尾行されて淄川区公安分局に連行され、王さんは夜10時まで尋問された。警官は王さんの家を家宅捜索し、法輪功の関連書籍、法輪功の資料などの私財を押収し、王さんに拇印を強いた。その後、警官は家族から2000元の保証金を強制的に取り、王さんを「保釈」し帰宅させた。

 2022年7月の初め、王さんは自宅で洪山鎮派出所の警官に連行され、2日後、淄博市留置場に移送された。

 2022年9月6日、法廷で、王さんが市場で人に法輪功の事実を話している姿の写真を公開された。その日、判決は宣告しなかったが、先日、王さんは1年6カ月の判決を言い渡されたことを知ったという。

 2、冤罪を繰り返された上海市の蒋林英さん、再び4年の不当判決

 上海市宝山区の蒋林英さん(70歳前後)は2021年2月、自宅に押し入った警官らに連行された後、1年7カ月間不当に拘禁された。そして、2022年9月8日、蒋さんは上海市静安区裁判所に懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 蒋さんの家には、蒋さんが長年ずっと世話をしていた高齢の母親がいたが、蒋さんが拘禁されて間もなく、母親は亡くなった。

 蒋さんは以前、体調が悪く重度の喘息持ちで、頻繁に発作が起こるため、家から出られず、ベッドで寝込んでいることが多かった。1997年2月に法輪功を学んでから、知らず知らずのうちに喘息の発作が出なくなり、回復した。

 1999年7月、中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、蒋さんは法輪功を堅持し続け、事実を話したとして、かつて労働教養と2回の不当な判決(3年6カ月と5年)を言い渡されたことがあり、計10年間も不当に拘禁された。期間中、蒋さんは脳神経を破壊する薬の注射、激しい暴行、立ったままの姿勢や長時間座る姿勢の強要、トイレの禁止、食事をさせないなどの様々な拷問を受けた。

 2021年2月3日、上海市宝山区の警官らが再び蒋さんの家にやって来て、法輪功を放棄するよう署名を強要したが、蒋さんは拒否した。その結果、警官らは蒋さんを連行した上、家宅捜索を行い、パソコン、法輪功の関連書籍などの私物を押収した。

 同年3月9日、蒋さんに対する逮捕状が発付され、蒋さんは宝山留置場に拘禁された。3月26日、蒋さんは留置場で突然喘息を発症し、3日目には全身に発熱と非常にひどい咳が出たため、4月2日に病院に運ばれて点滴を受けた。

 2021年5月上旬、蒋さんの健康を心配する家族は、直ちに蒋さんを解放するよう求めたが、今年9月8日に懲役4年の実刑判決を言い渡された。

 三、経済的迫害

 明慧ネットの報道データによると、2022年9月において、中共の裁判所は学習者に対して合計17万9000元の罰金を科した。中共当局は法律という口実で学習者に罰金を科した。その中、罰金5万元の判決を受けたのは1人、3万元1人、1~2万元4人だった。江西省南昌市70代の徐鳳蘭さんは懲役2年6カ月と罰金5万元の判決を下された。

2022年9月、中共の裁判所、公安局が学習者に科した罰金の統計表

名前

性別

区・県

刑期

罰金額(人民元)

年齢

徐鳳蘭

女性

江西省

南昌市

 

2年6カ月

5万

70代

夏令美

女性

山東省

棗庄市

山亭区

2年6カ月、執行猶予3年

3万

 

姚小艶

女性

寧夏

銀川市

 

4年6カ月

2万

42

張秀芳

女性

天津市

   

1年6カ月、執行猶予2年

1万5000

77

張慧

女性

遼寧省

鉄嶺市

昌図県

5年

1万

47

周雲秀

女性

四川省

成都市

新都区

3年

1万

 

戚桂娥

女性

山東省

 

梁山県

3年6カ月

6000

50代

楊鎔榕

女性

広東省

陽江市

 

2年

5000

50

唐潮

 

広西省

桂林市

霊川県

3年6カ月

5000

 

王静慧

女性

遼寧省

瀋陽市

 

1年6カ月

5000

65

劉春平

女性

山東省

済南市

 

1年

5000

82

韓仁義

 

山西省

大同市

 

4年

5000

 

尉海龍

男性

北京市

 

平谷区

2年

4000

 

楊鳳英

女性

遼寧省

錦州市

 

2年6カ月

4000

 

崔永芬

女性

河北省

衡水市

 

3年3カ月

3000

61

黄文芳

女性

湖北省

宜昌市

夷陵区

1年

2000

60

           

17万9000

 

 迫害の実例:

 1、山東省棗庄市の夏令美さんに不当判決

 山東省棗庄市山亭区の夏令美さんは2021年法輪功の事実が書かれた資料を配る際、当局の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、6月に連行されたが、2022年7月、懲役2年6カ月、執行猶予3年、罰金3万元の判決を下された。

 2、江西省南昌市の徐鳳蘭さんに不当判決

 江西省南昌市の徐鳳蘭さん(70代女性)は9月、南昌市西湖区裁判所に懲役2年6カ月、罰金5万元の不当判決を言い渡された。

 中国の古い言葉に、「善も悪も最後は報われる」というのがある。2022年9月22日、中国共産党の司法部部長、公安部常務副部長、「610弁公室」主任を歴任した傅政華は、死刑、執行猶予2年、全財産没収の判決を受けた。その上、死刑判決から2年の執行猶予を満了すると、法律に基づいて、無期懲役になるが、減刑および仮釈放は認められなかった。9月23日、中国共産党公安部元副部長で国保のリーダー・孫立軍は、死刑、執行猶予2年、全私財没収の判決を受けた。2年の執行猶予の満了後は、法律に基づき無期懲役になるが、減刑、仮釈放は認められなかった。

 9月22日、江蘇省政法委員会元書記の王立科も、傅政華、孫立軍と同じ判決を受けた。9月21日、上海市元副市長で公安局の元局長の龔道安は無期懲役、重慶市元副市長で公安局の元局長の鄧恢林は懲役15年、山西省元副省長で省公安庁庁長の劉新雲は懲役14年の判決を言い渡された。

 傅政華、孫立軍、王立科、龔道安、鄧恢林、劉新雲は、江沢民グループによる法輪功への迫害の主要な共犯者である。学習者を殺害した責任があり、その流血と犯罪はとても大きい。

 法輪功への迫害の先頭に立ったのは、共産党高官の薄熙来、周永康、蘇栄、徐才厚(裁判前に死亡)、「610弁公室」リーダーの李東生、王立軍なども判決を受け、刑務所に拘禁されており、法輪功への迫害に参加した人々の恥ずべき運命を予見している。この報いは世界への警告に過ぎないが、地獄での報いは悪事を働いた報いで、後世にも及ぶことだ。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/5/450442.html)
 
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