【法会交流】正しいのか間違っているのかは重要ではなく、自分を正すことが重要
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2022年10月27日】正法修煉が終わりに近づいている今、世の人々に大法および迫害の真実を知らせ、目覚めさせることがよりいっそうの急務となっています。そうするためには、自分自身のしっかりした修煉が不可欠で、そうでなければ足を引っ張ることになります。

 私の修煉したい心がしっかりしていないため、前進の妨げとなっています。以下では、その妨げを克服するために、私が取ったいくつかの方法をご紹介します。

 一、心を修める:指摘されても落ち込まない

 私は自分の不足に気づく度に落胆し、自分を否定してしまいがちで、同修からは「極端から極端に走っている」と指摘されました。後になって私は、実は修煉の土台は少しずつ築き上げてくるもので、その過程においてよく深く考える必要があって、大法の要求に沿う行動を取ってはじめて実質的な心性の向上が得られ、間違いかどうかを追及するばかりでは向上できないことを認識しました。トラブルに遭い、自分の不足を指摘されたとき、心を動じさせず、相手には優しく応対し、自分の足りない部分を正せばいいのです。

 多くの場合、指摘する者は自分の観念をもって善し悪しを判断しています。一例ですが、海外に暮らす親戚の家で家事を手伝っていたとき、私は「洗濯物を干せない」ことで怒られました。その後、私が生活していた地域では洗濯物を天日干しできず、乾燥機で乾かしていたことを説明すると、親戚は理解し、私も洗濯物の干し方を覚えました。その間、私の生活スタイルの欠点も多く露呈し、多くの指摘を受けました。修煉者である自分が常人にも劣ると思ってしまい、最初はとても落ち込みましたが、心性を保ち、自分の不足を正すことでこの関を何とか乗り越えました。また、その過程で親戚にも自分たちに観念があることを認識させ、私が彼らに大法および迫害の真実を伝えるための伏線を敷くこともできました。さらに、修煉において、過ちを問いただすよりも、修煉者がいかに心性を保ち、寛容になって自我を放下し、自らの不足を正して前進していくことができるかがより大切であることも示されました。

 二、心を修める:「生活での緩み」が「修煉の緩み」である

 師父はこのようにおっしゃっています。「実は大法弟子の生活はすでに修煉と一環一環、緊密につながって溶け合っているため、自分を緩めてしまったことは、すなわち修煉を緩めたことになります」[1]

 私はこれが自分の修煉において必ず突破すべき要だと悟りました。私は「一日中忙しかったから、早く休もう」という一念を常に持っていて、週末にリラックスしようと常に考えていました。大したことではないように見えますが、実は修煉者として、「リラックスしたい」という一念を取り払い、その時間を新しい技能の習得、できなかった仕事の補い、または大法の仕事をこなす効率をあげることに有効活用できれば、さらに良いことではないでしょうか。

 最後になればなるほど、私は修煉による挑戦が「人と人との間のトラブル」から、いかに多くの犠牲を払い、効率をあげ、能力を向上させることができるかに移ってきていると感じています。やるべきことが多くあって、新しく学ぶべきスキルもたくさんあります。「リラックスしたい」考えをなくすことは、安逸心を取り除くことでもあります。安逸心は必ず克服しなければならないものです。

 三、心を修める:自分の「経験」を捨てて、はじめて新しいことを学ぶことができる

 同修と一緒に仕事をする時、私は自分の人間の観念が多いことによく気づきます。何かを成し遂げようとしているとき、最初から(無意識的に)他人の意見を排斥しがちです。今の私は言葉を少なくして他人の意見に耳を傾け、独りよがりの心を取り除くように努力しています。意見の相違があれば、自分の「経験」を捨てるべきだと考えています。

 私たちは異なる天体から来ており、違う考えがあるのは普通です。実は方法の問題ではなく、方向が一致して結果が一致するように努力すればいいのです。自分のいわゆる「経験」を全部捨てることは、自身を一文の値打ちもないようにさせてしまうのではなく、それが却って自分の容量を拡大する過程なのです。汚いものを押し出せば、抵抗する思想が少なくなり、新しいことを学ぶことができ、より協力的にもなります。

 四、真相伝え:基本的な法輪功迫害の真実を必ず伝えること

 私は中国本土のことをよく知らないし、中共はうわべだけの取り繕いにかなり力を注いでいるので、中共の嘘を暴くことにおいて、私は常に難しさを感じていました。最近、実践を通じて、私は基本的な真相(「偽りの天安門焼身自殺事件」や「1400人死亡の真相」など)が、中共の本質を暴露するのに最適であることが分かりました。

 親元を離れて生活している私は、日頃彼らとコミュニケーションをとる機会がありません。しかし、父はニュースの解説をよく聞き、毎日暇な時にタブレットでニュースを読み、ラジオの解説を聞いていることを知っています。それらの評論は主に、中国がいかに素晴らしくて、アメリカがいかに悪いかなど、海外にいる中国人に対して「祖国」への愛を煽るものばかりで、どうすればそれらの偽りと嘘を暴くことができるのかと常に悩んでいました。

 迫害が始まった当初、「天安門焼身自殺事件」の真実に私は衝撃を受けました。中共と無縁な環境で育った私には、一国の政府が国民を欺くために手の込んだデマを仕掛けるとは想像もつきませんでした。実際、「天安門焼身自殺事件」を機に、私は中共の欺瞞性の本質を認識し始めました。そこで、私はそれを両親に「真実を伝える突破口」にしようと考えました。両親に基本的な真実を伝えた結果、非常に良い反応があって、やはり基本的な真実は伝え続けなければならないと私ははっきりと認識しました。迫害初期に中共が作ったデマは抜け穴だらけで、この数年、私たちの真相資料も随分全面的で豊富になりました。私たちは、中共の「偽り、邪悪、闘争」の「偽り」という特徴を重点的に暴き、人々の善の心を呼び覚ますべきだと思いました。

 時間が限られているので、これくらいにします。妥当でない部分があれば、慈悲なるご指摘をお願いします。合掌。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/6/450241.html)
 
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