山東省膠州市の張秀蘭さん 拘禁中命の危険に晒されている
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 【明慧日本2022年10月29日】山東省膠州市の法輪功学習者・張秀蘭さんは即墨普東留置場で不当に拘禁されている。10月22日午前、張さんの家族は留置場に行き、オンラインビデオを通して面会した。張さんは歩行できず、2人に支えられて面会に来た。体重55キロだった張さんは極度に痩せ、まったく別人になり、しかも全身が震えていたという。

 面会の時、張さん自身が次のように話した。「今は手足が不自由でパンツさえ洗えず、シャワーや風呂などなおさらできない。もう何カ月もシャワーを浴びていない。頑張って少しのご飯を食べているが、それでも消化できない。半月にわたって大便をしていない。全身が痛くて辛い」と言いながら号泣し始め、「すぐに家に帰ることもできず、もう限界だ」と訴えた。

 張さんの様子を目にした家族たちも涙が止まらなかった。家族は保証人を立てて一時出所させ、入院できるように留置場の刑務官に申し出たが、警官に「仮病だ」と言われて拒否された。

 張さん夫妻は1996年に法輪功を修煉し始め、しばらくすると、夫の片頭痛、胃病の症状が消えた。張さんの婦人病、関節炎、盲腸炎も治った。それだけでなく、商売をしていた夫は真面目に仕事をして、収益はますます良くなった。一家は幸せであった。

 しかし、1999年7月、中国共産党は法輪功への弾圧を開始した。張さん一家は酷い迫害を受けた。迫害を避けるため、張さん夫妻はあちこちに避難し、5年間にわたって放浪を余儀なくされた。

 2016年8月28日深夜1時ごろ、警官ら一団は張さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、多くの個人財産を押収した。張さんの夫はショックを受け、それから健康状態が急激に悪化し、20日間のうちに他界した。張さんは簡単に葬儀を終え、家を出て、放浪生活を余儀なくされた。

 昨年12月16日、膠州中曇派出所の警官ら4人は不動産の事務員と偽って張さんの娘の住宅のドアを叩いた。ドアを開けた途端、警官らはすぐに張さんを連行した。ショックを受けた張さんの母は翌日死亡した。

 今年8月23日、張さんは青島市黄島区裁判所に懲役8年の実刑判決を言い渡された。弱り切った身体に泣き面に蜂で、常に命の危険に晒されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/26/451151.html)
 
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