広東省の78歳女性に懲役2年6カ月の不当判決
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 【明慧日本2022年11月3日】広東省揭陽市在住の法輪功学習者・鐘佩珍さん(78歳女性)は2020年6月14日、榕城区公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と榕東派出所の警官らに不当に連行された。2021年9月、揭東区裁判所に懲役2年6カ月の不当判決と罰金3万元を言い渡されたことも確認した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2020年6月14日、鐘さんと9人の法輪功学習者・陳元さん、姚静嬌さん、呉悦吟さん、江碧吟さん、劉春蘭さん、蔡文君さん、黄燕芝さん、姚少紅さん、蔡恵さんら(ほとんどが70~80代)とともに自宅で法輪功の主な書作である『轉法輪』を勉強中に、連行され、家宅捜索された。

 鐘さんは翌日保釈された。姚静嬌さん、江さん、蔡文君さん、蔡惠さんはみな同じ日に釈放された。呉さん、黄さんは揭陽市拘置所で1カ月間拘禁された後、7月14日に釈放された。

 警察は、釈放された学習者に嫌がらせを続け、法輪功を放棄する文書を書かせようとし、子供を仕事から解雇させると脅した。また、彼らの家族の中にも嫌がらせを受けたり、拘束されたりした人がいた。

 鐘さんの1年間の保釈が切れる直前に、揭東区検察庁は2021年6月10日に鐘さんの逮捕を許可し、揭東区裁判所に事件を移した。鐘さんは9月28日、揭東裁判所に懲役2年6カ月、罰金3万元を言い渡された。

 鐘さん宅で連行された学習者の1人である陳さんは、2020年末に懲役9年、罰金8万元を言い渡された。陳さんは揭陽市中級裁判所に上訴したが、2021年3月18日に原判決維持の判決が下された。2021年9月11日、広東省西会刑務所に連行された。劉さん、姚少紅さんの詳しい状況は明らになっていない。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/2/450328.html)
 
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