山東省の王華洋さんが不当連行、拘禁される
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 【明慧日本2022年11月12日】山東省招遠市に住む法輪功学習者・王華洋さん(59歳男性)は、法輪功を学んでいるとして10年間放浪生活を強いられ、今年7月末、当局に不当に連行された。9月23日に逮捕が決定した。現在、王さんは招遠市拘置所に拘禁されている。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 7月27日、迫害に関する情報を広めたとして通報され、棲霞市(せいかし)で連行された。連行には棲霞市と招遠市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)が関与していた。

 王さんは8月18日に刑事拘留され、9月23日に逮捕が決定した。現在、王さんは招遠市拘置所に拘禁されている。

 王さんは、1999年に法輪功を始めた後、すぐにタバコと酒をやめた。短気な人間から、明るく勤勉な人間に変わった。長年悩まされていた胆嚢炎も消えた。

 1999年、中国共産党政権が法輪功の撲滅を命じた後、王さんは信念を貫いたため、地元の警察から絶え間ない嫌がらせを受けた。2012年3月から、王さんは迫害を避けるために放浪生活を強いられていた。警察は王さんの情報を集めるために、王さんを知っている数人の学習者をターゲットにした。学習者が見つからないと、代わりにその家族をターゲットにした。

 2012年3月23日に招遠市国保の警官らが王さんを連行しようと計画した。この作戦の数カ月前から王さんの携帯電話を監視し、尾行していたのだ。警官らは王さんの自宅を家宅捜索し、法輪功の本、パソコン2台、プリンター5台、衛星放送のアンテナ数台、多くの事務用品と現金1万元近くを押収した。

 王さんは逃げたが、妻の遅瑞美さんと娘の王竜娜さんは連行された。親娘は15日間招遠留置場に拘束された後、招遠洗脳班に連行され、3カ月以上拘禁された。2012年7月16日、遅さんは釈放されたが、娘は福山拘置所に拘禁され、その後、懲役3年の刑を宣告された。

 王さんはその後10年間、自宅を離れて生活することを余儀なくされた。警察は、王さんの家の外に監視カメラを設置し、村の人々を手配して監視させた。

 王さんの年配の両親は、この迫害で大きな打撃を受けた。父親は脳卒中で倒れ、寝たきりになってしまった。その後も体調を崩し、王さんの姿を最後に見ることなく亡くなった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/22/451030.html)
 
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