11年以上服役した重慶の秦麗さん 当局による嫌がらせが続く
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 【明慧日本2022年11月19日】重慶市江北区の法輪功学習者・秦麗さん(57歳女性)は、法輪功の信仰を堅持しているため、中国共産党(以下、中共)に合わせて11年6カ月間、拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中共によって迫害されている。

 江北区鋳物工場で働いていた秦さんは、かつて深刻な甲状腺機能亢進症に悩まされていた。手は震え、目玉が突き出ていた。しかし、1996年に法輪功の修煉を始めたところ、甲状腺機能亢進症が治った。

 1999年に中共政権が法輪功を迫害し始めてから、秦さんは何度も当局に連行された。洗脳班に3回拘禁され、2回の懲役と1回の労働教養、合計11年6カ月の期間判決を言い渡された。

 秦さんは、江北区鋳物工場から解雇された後、不動産会社に仕事を見つけた。2003年2月26日、秦さんが顧客を連れて賃貸物件を見せに行ったときに、見張りをしていた警官が秦さんを連行した。この物件の所有者は法輪功学習者であるために、警官らはずっとそこで見張りをしていた。秦さんはその後、重慶女子刑務所で懲役8年の刑に処せられた。

 2009年に2年の前倒しで釈放された秦さんは、自宅で家庭教師をして生計を立てていた。2011年12月26日、教室で指導中に再び連行され、3カ月間洗脳班に拘禁された。

 2012年、秦さんは1年間の労働教養を言い渡されたが、自宅での服役が認められた。

 2014年11月12日、秦さんは家族の葬儀に参列する途中で、駅の警備員に呼び止められた。彼らは秦さんの身分証明書のIDをスキャンし、秦さんが法輪功学習者であることを突き止めた。秦さんは重慶江北区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に連れ戻され、秦さんの家は家宅捜索をされた。2015年7月に懲役3年6カ月の刑を言い渡された。

 刑期が始まって数年後、秦さんの49歳の夫は病に倒れ、10代の娘を残してこの世を去っていた。

 重慶女子刑務所では、看守の唐安志と李小娟が秦さんを拷問した。秦さんは肝臓、胆嚢、腸に問題が生じた。解放された後、何度も入院している。

 秦さんと秦さんの80歳の母親・李章瓊さん(法輪功学習者)は、ここ数年、観音橋派出所とコミュニティの職員による嫌がらせが続いている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/30/451295.html)
 
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