大連の劉紅霞さんが危篤 重病のための服役中の一時出所を却下
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 【明慧日本2022年11月21日】遼寧省大連市の法輪功学習者・劉紅霞さん(47歳女性)は、法輪功に関するポスターを貼ったことで、2021年10月28日に連行された。そして2022年7月13日、甘井子区裁判所に懲役4年の不当判決を言い渡された。劉さんは控訴していたが、高等裁判所は10月に原判決を支持する判決を下した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2021年10月28日、劉さんを尾行した警官は、劉さんが住宅地に法輪功のポスターを貼っているのを見て、劉さんを連行した。その後、西岡区白雲街派出所の警官らは、劉さんの自宅と、劉さんの子供の自宅を家宅捜索し、法輪功に関する書籍と数台の携帯電話を押収した。劉さんは大連市拘置所に拘禁された。

 劉さんは迫害に抗議するため、2022年2月14日にハンガーストライキを開始した。劉さんは8月下旬から入院し、体重は33.5キロしかなく、現在危篤状態にあるが、当局は依然として、

重病のための服役中の一時出所を拒否している。

 劉さんはロシア語を専攻し、大連外国語大学を卒業した。中国共産党(以下、中共)の法輪功弾圧により、2007年10月、劉さんは大連市公安局に連行された。そして、また2014年8月8日、劉さんは大連市西岡区公安局に連行された。当時、劉さんは葉青麗さん、連行された法輪功学習者・王語絲さんの重病の母親の世話をし、王さんのために弁護士を雇った。西岡国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは怒り、検察庁と共謀して2人を起訴した。2015年3月19日、大連市の甘井子区裁判所は、劉さんに懲役3年の判決を下した。劉さんは遼寧省女子刑務所に連行され、小さな独房に入れられ、両手を背中にまわして手錠をかけられた。

酷刑演示:码坐

拷問のイメージ図:小さな椅子に座らせる

 

 劉さんの弁護士が2月28日に劉さんを訪ねたとき、劉さんは大連拘置所、または大連刑務所に収容されている受刑者が利用する、大連大学附属新華病院の特別病棟に移されたと言われた。他の科に勤務する病院職員は、この特別病棟について質問することはできない。

 病院で、劉さんはベッドに縛られて灌食され、詳細不明な薬物を注射されていた。弁護士や家族との面会も一切拒否された。

 この間、甘井子区検察庁は劉さんを起訴し、甘井子区裁判所に移管した。

 劉さんの家族は今年6月、劉さんと面会する許可を求めたが却下された。家族は6月28日に大連市公安局に連絡を取り、病院にいる劉さんと面会できない理由を尋ねた。次の日、拘置所からパンデミックが理由だとの返事があった。

 劉さんは7月7日に拘置所に戻された。裁判所は劉さんの家族に、劉さんは7月13日に裁判を受ける予定であると伝えたが、劉さんの家族は出席を許可されなかった。裁判官は、裁判前に劉さんに面会することは誰も許されないと強調した。裁判を延期するという劉さんの弁護士の要求も拒否された。

 7月13日、甘井子区裁判所はオンラインで劉さんに対して裁判を行った。劉さんに懲役4年の不当判決と罰金4万元(約78万円)を下した。裁判の間、劉さんは座ることもできず、椅子に腰を下ろすことさえもできなかった。

 裁判後、劉さんの弁護士がついに劉さんと面会する許可を与えられた。その時、劉さんは、自分が入院していたことはまったく覚えていないが、灌食と注射を受けたことは覚えていた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/25/451122.html)
 
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