大興安嶺の劉凱欣さんは不当に収監され 家族3人は冤罪のまま死去
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 【明慧日本2022年11月25日】劉凱欣さん一家は黒竜江大興安嶺松嶺区に在住し、もともと幸せな家庭で、劉凱欣さんをかわいがってくれる両親と祖父母がいた。祖母(父の母)、祖父(母の父)、父と凱欣さんは大法を学んでいて、一家は暖かくて幸せな家庭だった。しかし、1999年7月以降、凱欣さんと父は大法を修煉してより良い人を目指していたとして、何度も嫌がらせを受け、連行され、労働教育を強いられた。祖父、祖母と父はこの深刻な打撃に耐えられず、相次いで無実の罪のまま亡くなった。現在、善良な劉凱欣さんは無実で懲役3年の実刑判決を宣告され、黒竜江省女子刑務所に不当に拘禁されている。

 不当に連行され、迫害された劉峰さんは死亡

 2007年2月14日夜、中国人の伝統的な祝日である大晦日の2日前、一家団欒の時であった。この時、凱欣さんの父・劉峰さんは、現地の警官らに不当に連行され、家宅捜索をされ、2日後、韓家園留置場に入れられた。

'刘凯欣的爸爸刘峰'

劉凱欣さんの父・劉峰さん

 韓家園留置場では、韓家園公安局の韓朝という名前の警官が椅子を振り回して劉峰さんを殴った。公安局の王雲龍副局長が肘で劉峰さんの首の椎骨などの部位を猛烈にど突いた。悪徳な警官らは劉峰さんにひとしきり暴力を振るって、法輪功の修煉を放棄するように強要した。劉峰さんは断食して迫害に抗議した。痛めつけられた劉峰さんは見る影もないほど別の顔になり、歩くこともできず、体は非常に弱っていた。警察は依然として2人の受刑者を病院に行かせて灌食の迫害を行わせた。

中共酷刑示意图:毒打

拷問によるイメージ図:酷く殴打

 劉峰さんは1カ月以上断食した後、韓家園公安局に1年6カ月の労働教養を強いられた。2007年4月11日、家族に知らせないまま、綏化労働教養所に移送された。

 労教所で、劉峰さんは奴隷のような労働を強要され、信条を放棄させられるなどの迫害を受けた。

 2008年に劉峰さんは労働教養所から帰宅した。その後、大興安嶺地区公安局の警官らは2回も劉峰さんを訪ねて話をし、彼に圧力をかけ、脅迫し、いつでも劉さんを再度連行できるようにし、劉峰さん一家に深刻なダメージを与えた。

 今日はこのような話を聞かされ、明日は嫌がらせをされたりして圧力の下で、ある日、劉峰さんは仕事中に高い電柱から落下し、脳出血が起こり、病院で応急手当を受けたが、後遺症が残り、後に無実の罪のまま50歳余りで亡くなった。

 祖母、祖父も次々と他界

 劉凱欣さんの母の父・孟祥柏さんは1998年に大法を学び始めたが、1999年7月に中国共産党が法輪功に対する迫害を開始した後、孟祥柏さんは恐怖に陥った。特に、劉峰さんが連行された後、孟祥柏さんは重大な打撃を受け、終日心配していた。劉峰さんが連行されてわずか4、5カ月後、孟祥柏さんは脳梗塞を起こし、昏睡状態になり、1カ月治療を受けた後、2007年7月に亡くなった。

'刘凯欣的姥爷孟祥柏'

劉凱欣さんの母の父・孟祥柏さん

 劉凱欣さんの祖母・劉鳳芹さんは法輪功を学ぶ前は病弱で、正常に働くことができず、やむを得ず早期退職した。劉鳳芹は法輪功を学んだ後、すべての病気がなくなり、健康になった。迫害が始まった後、祖母は集団学法煉功の環境を失った。特に劉峰さんが連行され、労働教養を強いられた後、劉鳳芹さんは大きな打撃を受け、体は日に日に弱っていった。警官らの嫌がらせを受け続けて、劉鳳芹さんは2012年3月に亡くなった。

'刘凯欣的奶奶刘凤芹'

劉凱欣さんの祖母・劉鳳芹さん

 3年の実刑判決を受け、拘禁中の劉凱欣さん

 劉凱欣さんは2015年に大法の修煉に入った。中共ウイルスの期間中、劉凱欣さんは人々が疫病の恐怖に陥っているのを見た。彼女は人々を救い、疫病から遠ざけ、法輪大法の素晴らしさを縁のある人に伝えたいと思い、法輪功迫害の実態が書かれた資料を配っていた。2020年3月18日、彼女は大興安嶺のガグダチの疫病流行監督組の組長に悪意に通報された。

 2020年3月20日、松嶺委員会主任の付成芝は国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下国保)の周本華は、国保の警官・劉朝暉、宋春鑫、張偉、紀宏など警官5人を連れて劉凱欣さんの家に押し入り、劉さんを連行した。また、家宅捜索で法輪功創始者の写真、多くの大法の書籍、パソコン、携帯電話、現金などを押収した。劉さんの母も連れて行かれ、母と娘は別室で尋問を受け、午後11時過ぎにようやく2人とも帰宅できた。

 約20日後、当局は劉凱欣さんに対して2回目の不当な尋問を行ったが、劉さんは回答しなかった。彼らは劉さんを行政拘留しようとしたが、疫病期間中のためできなかった。

 同年9月18日、国保大隊の周本華などの警官らは劉さんの家に再度侵入し、劉さんを連行して7日間拘束した。

 2021年9月5日午後11時頃、劉さんはガグダチでアルバイトをしていた時、松嶺区派出所の警官らに連行され、不当にガグダチ留置場に入れられた。その後、劉さんは松嶺区裁判所に不当に懲役3年を宣告され、2022年6月16日、黒竜江省女子刑務所に移送されて迫害を受け続けている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/18/452065.html)
 
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