文/東北地方の大法弟子 同修が整理
【明慧日本2022年12月13日】(前文に続く)
2人の警察署長に真相を伝える
私が住んでいる地域の警察署の署長が北京から私を連れて、私を留置場に入れていた間、私がその署長に真相を伝え続けると、その署長はとてもよく聞いてくれて、質問もしました。その後、その署長は定期的に留置場を訪ねに来ました。その署長は「天安門焼身自殺事件」とはどういうものなのですか、と私に聞きました。私はその署長に「中共が誰かを迫害したいと思った時、 うそをでっちあげずに国民を騙すことができるのでしょうか?」と言いました。私は「天安門焼身自殺事件」についてのいくつかの疑問点をあげました。また、私が煉功を始める前に、心臓に問題があり、脳神経も悪く、婦人科系の疾病があったことも伝えました。法輪功を修煉した後、私の病気はすべてなくなり、師父は私に第二の人生を与えてくださいました。師父が無実の罪を着せられている時、私は立ち上がって正義の声を上げることはできないのでしょうか?
後になってはじめて私は知ったのですが、なぜ、いつもその署長が会いに来てくれたのかというと、ひとつは真相を知りたいため、もうひとつは北京から連れられた時に私とその署長が対立してしまったからでした。というのも当時1人の同修が賢明に逃げ出し、非常に怒ったその署長は、車の左ドアの上部にあるグリップに私につながれた手錠をかけ、私の手首が紫黒色に絞まるほどきつく締め付け、そしてその光景を見たのが、ちょうどその署長の上司でした。帰ってきてから、署長が私を虐げていたことが地元で明らかになり、署長は面目を保つことができませんでした。
その後、署長は大法弟子と連絡を取り合い、同修たちから真相を聞かされるうちに、迫害の意味を理解し、より良い未来を選び、福報を得ました。通常、同修が脱走すると、警察署長は責任を問われ降格させられますが、その署長は真相を理解していたため、降格されないばかりか、リーダーとして別の部隊に異動したほどでした。
警察署に新しい署長が来ました。新しい署長は、警官を大法弟子の家に行かせ、嫌がらせをするように仕向けました。地元の警察が家に来た時、同修も何人か私の家に来ていました。私は警官に「何をしに来たのですか?」と聞きました。その警官は地区の人民警察官だと言ったので「何の用ですか?」と私は言いました。その警官は「あなたたちの家族の写真をファイルに保存したいのです」と言いました。その警官は話しながら自分の持ち物に目を通し、それから寝室の方向に向かっていきました。私はその警官の前に数歩出て、その警官を止めて「あなたのような立場で私の家に来て、勝手に人の家に出入りして引っ掻き回すのは法律違反です」と言いました。その警官は私のその言葉には興味なさそうに歩き出し、玄関に着くと、突然私に「あなたの家には、誰がいるのですか?」と尋ねました。私は「あなたに友人や家族はいないのですか?」と言いました。その警官は今度は「会合を催しているのですか?」と質問しました。私は「会合とは何ですか?」と言いました。
その警官を玄関先まで送った時「彼が来たことを無駄にさせてはいけない、真相を伝えなければ」と思いました。そこで私は「私の家を訪れた理由は一体何なのでしょうか?」と言いました。その警官は振り返り「上司から、あなたの写真をお願いしますと言われました」と言いました。私は「写真は渡せません。街の全員が写真を出してくれるのなら私も協力しますが、私の写真だけだというのなら渡せません。あなたのところに写真を置いておくのはよくないです。迫害が終わって真相が明らかになった時、あなたが私たちを迫害している証拠になりますよ! 私はあなたをだましたりしません 心配しないでください、あなたの上司と話をしますから、あなたに迷惑はかけません」と言いました。その警官は「私の叔母も法輪功を修煉していますが、私は叔母の話が耳に入りませんでした」とつぶやきました。私はその警官に「あなたの叔母さんがあなたに危害を加えることはありませんし、法輪功とは何か、なぜ中国共産党は法輪功を迫害するのか、を理解し、今後はこのようなことに加担してはいけません」と伝えました。
その後、私は同修と切磋琢磨し、同修に2日間発正念してもらうようにとお願いし、私は新しい署長に真相を伝えるため、警察署に行くことにしました。午後は、私は家で法を学び、真相を伝えることを妨害しているすべての邪悪要素を取り除くために正念を発しました。
翌朝、私は警察署に行きました。警察署に行く途中、新し署長の名前を呼びながら、新し署長の元神と「私はあなたに大法の真相を伝えますから、すばらしい未来を選択してください!」と交信しました。私は正念を発しながら歩きました。警察署に着いて、門衛の外来者の受付を担当している人に「こんにちは、署長は何階にいらっしゃいますか?」と言いました。外来者の受付を担当している人は所長が何階にいるかを私に教え、何も言わずに私を中に入れてくれました。私は心の中で「私は大法弟子であり、神である」と正念を発し続けました。
3階の署長の事務所に着くと、部屋の中で一人の人が机に向かっており、私は「こんにちは、あなたは○○署長ですか?」と言いました。署長は「何の用ですか?」と質問しました。私は「昨日、あなたたちの人民警察官が私の家に来て、写真がほしいと言いましたが、私は渡しませんでした」と言いました。署長は「写真だけですよ? 渡すだけでいいんです」と言いました。私は「彼に渡すわけにはいきません」と言いました。所長は突然、激しい声で「帰れ、帰れ、帰れ!」と言いました。私は「今あなたがおっしゃっていることは、とても失礼であり、あなたの地位にふさわしくありません」と言いました。私は署長が座っているところを指差して「ここに座る人は、教養があり、文化的な人です。私を追い出さないでください、話が終わったら、あなたが追い出さなくても、私は自分で帰りますから」と言いました。
私は「人民代表大会は法律を制定する機関です。法輪功への迫害は江沢民の独断専行の結果です。フランスの新聞『Le Figaro』の記者に対して、法輪功が邪教だと誹謗中傷し、彼が個人的に言ったことは法律違反です。刑法300条を利用して法輪功への迫害を当てはめようとすることは、法律に違反する行為です」と署長に言いました。署長は「もし私が江沢民だったら、あなたたち全員を銃で打ち殺していたでしょう」と言いました。署長がそのように言うのを見て、私は「あなたはほんとうにひどいですね、法輪功修煉者がどのような人か知っていますか? 彼らはまったく武器を持っておらず、しかもほとんどが最下層の一般人なのに、あなたはよく、彼らを倒しに行けますね? 彼らとあなたの兄弟姉妹との違いは何ですか?」と言いました。
そして、私は署長に「蔵字石」の話をし、文化大革命の後、迫害されていた人たちが名誉を回復し、殴打の加害者になった人はスケープゴートにされて雲南に連れて行かれ、こっそりと銃殺され、家族には殉職したと告げられたことを話しました。私は署長に「あなたはこうなりたいですか? 私がこのことをあなたに伝えなければ、あなたたちはまだ業を作っていることになります」と尋ねました。署長は、私が真相を話すと、頭を下げて手でペンをいじりながら私の話を聞きました。
かわいそうな生命のために、心の底から私は話しました。私たちと警察とは救い済度し、救い済度される関係なので、強い善の心が恐れの要素を抑え、話せば話すほど優しい口調になっていきました。最後に、私は「署長、あなたに迫害の真相を話した後、あなたが理解すれば、あなたやあなたの家族のためになり、あなたの安全を守ることになります。私はもう行かなければなりません」と言いました。外に出ようとした時、ふと、もう一つ大事な話があることを思い出し、私は「署長、法輪功修煉者は合法的な市民であるため、今後、署長たちはこれ以上法輪功修煉者を迫害しないようにすべきです」と言いました。
私は下に降りて、昨日の警官を見つけ、昨日の警官に「あなたたちの上司には話しておきましたから、あなたが困ることはありません。昨日、私の家に来て、勝手に出入りして引っ掻き回したのは法律違反ですから、二度としないでください」と言いました。その警官は何も言わずに、向かいのテーブルの警官に「それが私たちの仕事です」と言いました。私は「いいえ、あなたたちの義務は国民に奉仕することです。私たちは合法的な市民ですから、あなたたちは私たちに奉仕するためにいるのです」と言いました。その警官は私の話を聞くと、すぐに本を手に取り、去っていきました。私はその警官に「今後、法輪功の迫害に加担しないように、覚えておいてください」と言いました。その警官は大きな声で「忘れません!」と言いました。
同修を救出する
東北のある有名大学では、全国から多くの同窓生が集まり、海外の同窓生もたくさん来ていて、創立記念日の記念式典が盛大に行われました。学校長のスピーチのクライマックスの時に、空からたくさんのチラシが降ってきて、それを祝賀会の段取りと勘違いして拾い読みする人が続出しました。法輪功の真相チラシであることがわかり、皆がひそひそ話をし始めました。真相資料を読んで、多くの人が真相を理解しました。(同修の家族が戻って来てから言うには)この出来事で省は警戒し、大勢の警官を動員して多くの同修を連行しました。
中国共産党(以下、中共)の迫害を減らすために、1人の男性同修が一手に問題を解決しました。2001年、その男性同修は不当に懲役7年の刑を宣告され、刑務所でひどい迫害を受けました。この状況の知らせが広まった後「中共がこのように同修を迫害することを許してはならない」「彼らを救出しよう」と話し合い、切磋琢磨して交流しました。その時から、同修を救出するプロジェクトの第一歩を踏み出しました。
初めて同修の家族を伴って刑務所に救出に同行した時、不安でネガティブな思考が戻り、何を話していいのかわからず不安定になり、迫害されている男性同修に会えませんでした。その後、また行くことになり、同修に会えない時は、その場で正念を発しました。私たちはいつも刑務所に行き、この同修に会えたことはありませんでしたが、そのおかげで刑務官がこの同修をしたい放題に迫害するのを阻止することができました。
勇気を出して警官と向き合い、真相を伝える経験を積んだ私は、次第に不当な拘禁や迫害から同修を救う主導的な役割となり、他の同修も正念を発して後に続きました。私たちは非常によく協力し、私たちの県での迫害事件の発生数を減らしました。
ある時、真相を伝えている最中にある同修が通報され、警察署に連行されたことがありました。私は知らせを受けるとすぐに、数人の同修を呼んで、連行された同修の家族に付き添ってもらい、時間を無駄にせず警察署に駆けつけました。その案件を担当している警官は「あなたたちはどうしてこんなに早く来たのですか?」と驚きました。私は、大法を修煉する人はみな善い人であり善い人をここに連れてくることは犯罪ではないのか、ということを担当の警官に言いました。そして、法輪功が違法であるという法律は国内にはない、ということも言いました。
実際、大法弟子と何年も接触した後、この担当の警官を含め幾人かの警官は皆、多かれ少なかれ真相を知っていましたが、圧力によって良心に反する行動を取らざるを得なかったのでした。案件を担当している警官は、どうしようもなく「あなたたちがこんなことをしなくても、誰かが通報したわけではないですか? 私たちも出動しないわけにはいかず、実際、2日間だけ拘禁し、少し罰金を取られますが、数日後には釈放します」と言いました。私は「おまわりさん、皆さんは良識のある人ばかりなのに、どうしてまだばかなことができるのですか? 彼女たちを一日でも拘禁し罰金を取るのは犯罪です。今日釈放しないのなら、明日には海外の悪人リストにあなたは載ってしまうし、そしたら家族にも影響があるのではないですか?」と言いました。
実は、救助に携わった同修の暗黙の協力もさることながら、強大な正念も邪悪要素を抑えました。ある朝、迫害されている同修を救うために、私はある主任担当者のもとへ行くことになりました。私たちの姿を見て、その主任担当者は「道理で、今日は人に会って打ち合わせをしなければならないと思っていたら。私はなぜ出かけずに事務所の中でうろうろしていたのかと思ったら、ここであなたたちを待っていたのだ!」と気づきました。私たちは出かける前から強大な正念を発し、連行された同修を無条件で解放してもらうために、今日は事務所で主任担当者に会わなければならなかったのでした。
(続く)