【明慧日本2022年12月20日】武漢市礄口区の法輪功学習者・周愛琳さん(54歳女性)は昨年9月29日に刑期満了となったが、武漢市礄口区公安局支局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に再び連行された。その後、1年1カ月ほど、武漢市礄口区額頭湾の洗脳班に拘禁されている。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
周愛琳さんが国保の警官らに連行されたときの写真 |
周さんは武漢市礄口区工商局財務課の監査担当であり、工商局に属する部門の財政支出の会計監査を務めていた。1997年、周さんは法輪功を修煉した後、個人的な得失を度外視し、責任をしっかりと果たしてきた。旧正月が近づいたある日、銀行側は財務課による支持に感謝するために、財務課の人々にプレゼントと慰労金を贈与した。周さんと他の2人の学習者(経理、出納)は与えられたプレゼントと慰労金を戻し、銀行側は「この時代に、慰労金がいらないという良い人がまだいるのか」と驚いた。
この22年以来、周さんは法輪功を学び続けたとして、3回不当に拘禁され、公務員の資格も剥奪された。そして、工商局に属する工商所の雑用に降ろされた。周さんは9回程、礄口区額頭湾洗脳班、江岸区丹水池洗脳班、江漢区二道棚洗脳班、湖北省洗脳班の4カ所で強制洗脳を受けた。一番長かったのは礄口区額頭湾洗脳班で1年以上、拘禁された。拘禁された期間中、平手打ちをされたり、罰として立たせられたり、部屋の中に閉じ込められたりした。また窓に手錠で5昼夜にわたって吊り下げられ、酷く日光に照らされたり、強制摂食(灌食)をされるなどの拷問を受けた。
2021年7月29日、周さんは漢正街で法輪功迫害の実態を伝えたとき、3人の大学生に通報された。疫病の期間中であるため、警官は来なかったが、疫病蔓延が終わった後、警官らは監視カメラをチェックし、周さんを連行した。9月29日、15日間の拘留が満了したにもかかわらず、周さんは国保の警官に再び連行され、武漢市礄口区額頭湾洗脳班で不当に拘禁された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)