広東省の謝漢柱さん 冤罪後に再び懲役5年の不当判決
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 【明慧日本2022年12月21日】情報筋によると、広東省梅州市梅県区裁判所は11月30日、家族と弁護士に知らせないまま、法輪功学習者(以下、学習者)謝漢柱さん(60)に対してオンラインで裁判を実施し、懲役5年、罰金5万元(約100万円)の不当な判決を宣告したという。謝さんは上訴すると話している。

 7月28日午前、謝さんに対して1回目の裁判が開かれた。起訴者側は「重犯」との理由で迫害を加えようとした。弁護士は「重犯」に対して次のように指摘した。謝さんは法輪功を学んでいるとして2005年に懲役12年の不当な判決を宣告され、2015年4月に解放された。今回は2021年10月、妻が通報されて同時に身柄を拘束された。法律の角度から見てもいわゆる「重犯」の期間を超え、刑を重くする対象外となる。

 梅州裁判所は近年、学習者に懲役1年、罰金1万元(約20万円)の判決を宣告する案件が多く、特に経済面での迫害に力を入れている。

 謝さんは梅県農業局の農村エネルギー株式会社の元係長で、何度も奨励を受けたことがある。1999年の7.20以降、法輪功を学んでいるとして、かつて2年の労働教養処分を科され、その後、梅州で1年近く拘禁されたことがある。

 2005年2月、謝さんは資料作成拠点で身柄を拘束され、懲役12年の重刑を宣告された。広東省梅州刑務所と韶関北江刑務所に拘禁され、九死に一生を得て2015年4月に家に戻された。

 しかし、帰宅後の謝さんは落ち着いた生活を送ることはできなかった。2019年8月と2021年6月、梅江区610弁公室のリーダー鄧成華、梅州市公安局梅江区支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)のリーダー丘、地元派出所、居民委員会などの関係者に嫌がらせをされた。

 2021年10月20日午前、謝さんの妻は市梅江支局の国保大隊、城西派出所の警官に「他人からの通報」という理由で夫婦とも身柄を拘束され、法輪功の書籍及び現金などの私物も押収された。

 現在、謝さんの妻・阿蘭さんは5日間拘束されてから帰宅したが、謝さんは不当な判決を宣告された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/7/452834.html)
 
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