【明慧日本2022年12月22日】河南省鄭州市の法輪功学習者・聶俊花さん(70代女性)は、2021年6月に当局に連行され、懲役5年の不当判決を言い渡された。その後、聶さんは新郷女子刑務所で迫害され、今や植物人間になった。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2021年6月27日、聶さんは外出際に、滎陽市(けいようし)国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と京城路派出所の警官らに連行された。聶さんは2日間不当に尋問され、鄭州第三拘置所に拘留された。
聶さんはいわゆる「転向」に協力しなかったため、迫害によって衰弱し、2021年9月26日には独房で気絶した。2日後、拘置所は聶さんの家族に、聶さんが高血圧、糖尿病、脳梗塞、子宮筋腫などのさまざまな病気と診断されたことを通知した。家族はショックを受け、信じられなかった。と言うのも、聶さんが家にいたときは健康で顔色もよく、そよ風のように歩いていたからである。
2021年12月、鄭州市中原区裁判所は家族に通知せずに秘密裏に審理を行い、聶さんに懲役5年の不当判決と2万元の罰金を言い渡した。
2022年1月、警察は自力で身の回りのことができなくなった聶さんを、家族に通知せずに鄭州第二人民病院に手術のために移送した。しかし、家族には2022年2月14日まで通知しなかった。家族が病院に駆けつけたところ、聶さんは家族を認識できないほどの迫害を受け、体重は70キロ以上から40キロくらいにまで落ち、生命の危機に瀕していた。しかし、鄭州市中原区裁判所は、聶さんを河南省の新郷女子刑務所に移送して迫害し続けた。
そして聶さんは僅か数カ月で、その新郷女子刑務所の看守からの迫害で植物人間になった。2022年11月、刑務所当局は家族に、聶さんを鄭州中医学病院に送って治療を受けるよう通知した。しかし20日間以上の治療後も改善せず、現在は治療のために別の病院に転院している。家族によると、現在の聶さんは全身を動かすこともできず、聶さんの夫がすべての世話をしていると言った。
聶さんは2008年に懲役2年の不当判決を言い渡され、2009年12月10日に不当な拘禁を終えた。