山東省の石軍涛さんに懲役1年の不当判決
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 【明慧日本2022年12月25日】山東省濰坊市在住の法輪功学習者・石軍涛さん(63歳女性)は12月6日、法輪功を学んでいることを理由に、坊子区裁判所に懲役1年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 6月25日、石さんは南流派出所の警官らに自宅で連行された。警官は壁をよじ登って侵入した。石さんが自宅で法輪功の資料を印刷するために使用したコンピューター、プリンター、その他の事務用品は押収された。その後、石さんは保釈された。

 坊子区裁判所は10月24日に石さんの訴訟の審理を予定したが、パンデミックで石さんの弁護士が北京から濰坊市に行けなかったため、延期となった。11月4日に予定されていた審理も、理由は不明だがキャンセルされた。

 12月6日の審理で、石さんは法輪功を実践するうえでいかなる法律にも違反していないと主張した。裁判官が石さんに法輪功を今でも学んでいるかどうか尋ねたところ、石さんは「私は法輪功を修煉しています。法輪功を修煉する前に、私は、神経衰弱、頭痛、不眠症、胃炎、胃下垂、背中の痛み、痔など、さまざまな病気に苦しんでいました。法輪功を始めてから2カ月で完全に健康になりました。私の家族も法輪功の恩恵を受けました」と述べた。

 裁判官は、李さんの自宅で法輪功の資料を印刷する事務用品を発見し、これは犯罪だたとして、石さんを告発した。石さんは、法輪功迫害の事実を伝えるためにそうしたと答えた。

 石さんの弁護士は、石さんのために無罪の嘆願書を提出した。弁護士は、中国では法輪功を犯罪とする法律はこれまでになく、法輪功に関する書籍の禁止は 2011年に中国出版局によって解除されたと主張した。

 裁判官は石さんに懲役1年の不当判決を言い渡した。 

 1999年に迫害が始まって以来、石さんは何度も当局に迫害されてきた。石さんは2000年5月と2002年8月に連行され、それぞれ7日間と40日間拘留された。石さんは2003年に再び連行されたが、拘禁中、石さんは殴打され、電気警棒でショックを受け、手錠をかけられ足枷をつけられ、頭にテープを巻かれた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/16/453185.html)
 
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