何度も残酷な迫害を受けた王恵蘭さんは死亡
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 【明慧日本2023年2月7日】(江蘇省=明慧記者)南京市玄武区の法輪功学習者(以下、学習者)・王恵蘭さんは、何度も洗脳班や派出所に不当に連行され、労働教養所で残酷な迫害を受け、住民委員会の関係者および警官らによる嫌がらせや尾行が絶えなかった。2015年8月、王さんは連行された後に懲役1年6カ月の実刑判決を宣告され、2017年の旧正月前に南京女子刑務所に拘禁された。2022年12月25日、王さんは迫害により死亡した。

 王さんはもともとドライ症候群で、関節の痛みで身の回りのことができなくなった。 人生に絶望した矢先、法輪功に出会った王さんは、体が奇跡的に改善され、病気が治った。

 1999年7月20日、江沢民が法律ではなく権力で法輪功に対して迫害を引き起こした後、王さんは北京に行き、「法輪功は素晴らしいもので正法の修煉であり、当局のメディアが歪曲したようなものではなく、それは江沢民の意図的な中傷である」ことを自らの体験で証明し、政府に陳情した。それ以来、王さんに対する迫害は絶えることはなかった。

 王さんは法輪功を堅持し続けたとして、中国共産党の関係者に2回にわたって労働教養を強いられ、3回洗脳班に送られ、そして全身があざだらけになり、歩くことさえできなくなるほど拷問された。精神的な打撃に耐えきれない王さんの両親が相次いで亡くなり、圧力の中で王さんの夫は王さんと離婚せざるを得なかった。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打される

 2007年4月、王さんは江蘇句東女子労働教養所に連行された。警官に指示された受刑者に殴られた王さんは、全身に青と紫のあざがいっぱいできて、立つ姿勢やしゃがむ姿勢を長時間強要されたため、足と顔は腫れ上がり、別人のような姿に変わった。4月23日午後、リハビリセンターの陳医者が王さんに対して灌食を行い、不明な薬物を投与したことによって、王さんは大脳のコントロールを失い、夜7時に気絶した。

 2015年8月14日、15日、学習者・籍建霞さん、熊桂珍さん、張超美さん、王さんと岳金蘭さんは後宰門派出所の警官により尾行され、連行された。当日、籍建霞さんと熊桂珍さんの自宅は、家宅捜索を受け、法輪功の書籍や法輪功創始者の写真、および数台のプリンター、パソコンなどの私有物を押収された。数日後の2015年8月17日、学習者・潘漢玉さんも後宰門派出所の警官により連行された。

 2015年9月9日、6人の学習者に対する逮捕状が玄武区検察庁により発付された。籍建霞さん、熊桂珍さん、張超美さん、潘漢玉さんは南京市留置場に拘禁され、王さんと岳金蘭さんは健康上の理由で「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで保釈された。

 南京玄武区裁判所は2016年12月7日、6人の学習者に対する裁判を行ったが、裁判官は当事者に弁護をさせず、急いで有罪判決を下した。籍建霞さんに懲役4年と罰金4万元、熊桂珍さん、張超美さん、潘漢玉さんの3人に懲役3年と罰金3万元、王さんに懲役1年6カ月と罰金1万元、岳金蘭さんに懲役1年3カ月と罰金1万元の不当な判決を言い渡した。

 王さんと他の学習者は判決を不服としてそれぞれ控訴したが、南京市高等裁判所は弁護士にも知らせず秘密裏に判決を下し、籍建霞さん、熊桂珍さん、張超美さん、潘漢玉さんの4人を南京女子刑務所に拘禁した。

 2017年の旧正月の前、医療仮釈放中の王さんと岳金蘭さんは突然、南京女子刑務所に強制連行された。王さんは断食して迫害に抗議したため、危篤状態に陥った。その後、王さんは解放されたが、解放された当時はすでに意識が朦朧としていた。

 2020年7月10日、南京市玄武区610弁公室の責任者・李建華は、一団を率いて現地の学習者を連行し、嫌がらせを働いたため、王さんと一部の学習者は放浪生活を余儀なくされた。

 2021年の夏頃、王さんは身の回りのことができなくなり、失禁し、意識がはっきりしなくなった。12月に老人ホームに入れられ、次第に言葉もでなくなり、2022年12月25日に亡くなった。

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/4/456421.html)
 
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