四川省の唐礼栄さん不当判決、娘は中国領事館前で抗議
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 【明慧日本2023年3月6日】(四川省=明慧記者)四川省徳陽市の法輪功学習者(以下、学習者)・唐礼栄さん(60代男性)は2023年2月8日、徳陽市旌陽区(せいようく)裁判所に行くようにとの知らせを受けた。その後、徳陽市旌陽区公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官により、身体検査のために病院へ連行された。その後 、唐さんは秘密裏に開廷され、懲役4年の実刑判決を不当に言い渡されたことがわかった。

 唐さんの娘は現在、ロサンゼルスの中国領事館前で不当判決に抗議し、父親の即時無罪解放を要求している。

 2020年4月2日午前中、刑事大隊の警官と凱江路派出所の警官が事務所に押しかけ、職場で仕事をしている唐さんをビンタし、手錠をかけた。工場にある唐さんの自宅で家財を押収した。その後、唐さんを凱江路派出所に連行した。午後、唐さんを別宅に連行し、彼の鍵でドアを開けて家宅捜索し、唐さんの身分証明書証とパスポートを没収した。その後、再び凱江路派出所に連行し、4月3日午後まで解放しなかった。その期間中、唐さんに写真を撮り、手の指紋を取り、採血した。

 4月20日、4月22日、4月27日、4月28日、5月18日、旌陽区公安局は、いわゆる趙婕のことを調査するために唐さんを何度も召喚し、趙婕のために行ったことや接触した人について、すべて尋問した。英字で20人以上の名前が書かれた紙を取り出してこの人物は誰か、と聞いた。また、4月27日の尋問では、米国にいる唐さんの娘・唐瑞さんに連絡を取り、唐瑞さんが何をしたのか、誰に連絡を取ったのかを聞き出した。また、唐さんに「あなたの娘さんは今アメリカにいて、私たちの手には負えない」「帰ってきたらすぐに逮捕する」と伝えた。

 2023年2月8日、唐さんと他の2人の学習者・銭書菊さんと蔡尚玉さんは、徳陽市旌陽区裁判所に行くよう通知された。裁判所に着いた時、誰にも会わず、待つようにと言われただけだった。その直後、徳陽市旌陽区公安局国保の警官がやってきて、彼らを病院に連行し、PCR検査や血液検査などの総合検査を行い、徳陽市旌陽区公安局に連行した。 国保の警官は、裁判所から学習者3人を法廷審理前に逮捕するようにとの連絡があったという。

 銭さんと蔡さんはその日、逮捕された。 唐さんは2月13日に留置場に連行された。

 唐さんの家族が今まで彼の秘密裁判について知らされていなかったが、2月20日に他の情報源から、彼が懲役4年の実刑判決を宣告されたことを知った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/22/457032.html)
 
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