【明慧日本2023年3月21日】河北省邯鄲市の法輪功学習者・姫瑞嶺さん(71歳男性)は2月28日午前、肥郷区裁判所に復興区裁判所で不当に開廷された。姫さんは法廷で「私は、真・善・忍の基準で自分を要求することは社会に悪い影響と損失をもたらしていませんし、誰にも傷害を与えていません。犯罪をしていません」と述べた。
姫さんの弁護士は法廷で姫さんに弁護を行った。裁判長は姫さんの家族2人しか傍聴を許さず、厳しい審査を経て、姫さんの妻と息子を法廷に入れた。弁護士が裁判所側と何度も交渉したが、他の傍聴したい人が法廷に入れなかった。
今年2月27日午前、姫さんの家族に弁護士は電話で、「明日午前9時、肥郷裁判所は姫さんに対する裁判を行う」と告げた。裁判長は弁護士に裁判のことを電話で通知し、弁護士はその話を家族に伝えた。裁判所側は直接、家族に知らせなかったという。
そして、2月28日午前9時、弁護士と姫さんの家族は一緒に肥郷区裁判所へ行った(車で行った他の法輪功学習者もいた)。弁護士は裁判長に電話し、裁判所に到着したことを伝えた。しかし、裁判長は突然、「裁判は邯鄲の復興裁判所で行う」と場所を変えると言った。肥郷まで傍聴に行った家族や友人たちは、「なんて裁判長だ! 姫さんの自宅が邯鄲市にあることを知っていたのに、なぜ弁護士や家族に場所を変更したことをはっきり伝えないで、みんなが肥郷裁判所に着いてから変更後の場所を伝えたのか?」と話した。姫さんの妻は70代で、中国共産党当局による家族に対する迫害で、肉体的にも精神的にも大きなダメージを受け、体が弱り、めまいや吐き気の症状が現れている。
傍聴しようとした人たちは午前10時頃、邯鄲市復興区裁判所に到着した。午前10時過ぎに裁判が始まり、弁護士は姫さんに「ここに来る前、裁判のことを知らされましたか」と聞くと、「誰も通知してくれませんでした」と答えた。
法廷で、裁判長から姫さんに「法律の実施を破壊した罪に問われていることについて、何か質問はあるか」と聞いた。姫さんは「この質問を受け入れません。私は法律の実施を破壊していません」などと述べた。
午前12時過ぎに裁判が終わったが、裁判の結果は宣告されなかった。
姫さんは邯鄲市邯山区に在住。2010年、姫さんは邯山区裁判所に懲役3年の判決を言い渡されたことがある。昨年7月18日、邯鄲地区の政法委員会と610弁公室が警官を出動させ、計画的に姫さんを含む9人の法輪功学習者を連行したという。