オーストリア議会で法輪功迫害の実態を暴露
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 【明慧日本2023年3月22日】オーストリア国民議会の緑の党のメンバー、博士のエルンスト・ジェジッチ氏と公益財団法人コムンは、2月28日、共同で議会「グローバル強制労働写真展」を開催した。オーストリア国会議員及びNGOの人々は、開幕式と検討会に参加し、異なる立場から強制労働に関して話し合った。

 この活動の中、オーストリア法輪大法学会は、法輪功学習者・趙麗君さん(以下、学習者)を証人として参加を要請し、法輪功を修煉すると言うだけで受けた迫害に関して述べてもらった。

 趙さんは上海から、3年前にオーストリアにきた。彼女は上海女子労働教養所に不当に拘禁され、いわゆる労働による思想改造と再教育を受けざるを得なかった。その後、趙さんは上海女子留置場に3年間不当に拘禁された。拘禁されていた期間中、中国共産党(以下、中共)は酷刑を用いて、酷い条件の下で趙さんに強制労働をさせ、法輪功に対する信仰を放棄するように強制した。

 その場にいた人々は、学習者が述べた迫害の実態を聞き驚いた。活動が終わった後、多くの人が趙さんと話し合い、その場にいた学習者も中共の邪悪な本質を暴露した。

 有名な新聞社から来た記者は「私にとって、この方が述べられたことはハイライトです。感動しました」と言った。彼女は、学習者が述べた内容を新聞に掲載されることへの希望を表明した。

'图1:讨论会上,国民议会议员恩斯特⋅齐德兹奇博士(右三)和法轮功学员赵丽君女士(右二)'

博士のエルンスト・ジェジッチ氏(左から3番目)
学習者・趙麗君さん(右から2番目)

 以下は、趙さんが陳述した記録である

 「上海女子労働教養所では、私は毎日朝5時に起きざるを得なかった。朝7時~夜10時まで労働しなければならず、夜12時まで働いたこともありました。肉体的労働なので、私の手、目は辛い労働を強いられ、損傷が生じました」

 「労働内容は小さな電球をつけるとか、糸をビーズを通すとか、紙袋や、封筒を作るとか、年賀状、クリスマス飾りの制作、LED電球の装着など色々ありました。これらの作業で手に水ぶくれができ、出血しました。電球をつけることが最も辛かったです。18個の電球を一つの鎖につなぐ必要があり、毎日4800個を完成しなければならなかった。完成できなかったら、色々な体罰を受けなければなりません」

 「労働教養所の中で、法輪功に対する迫害は密かに行われています。誰かが訪れた時、警官は作業用の労働用具と原材料を隠し、受刑者を並べて座らせ、テレビを見せます。この時は、体罰で立たされていた学習者も座ることを許されます。このようにして気づかれないようにするのです。警官は学習者が留置場にいる状況をごまかし、来訪した人を騙すのです」

 「また、私たちの食事は最低でした。ご飯の量が少なく、野菜の調理はほぼお湯で煮て、油は滅多に使っていません。家族が送ってくれたお金も使わせないのです。毎日働く前に、洗脳を受けるとき、トイレに行くとき、シャワーを浴びたりする時には申請をしなければいけません。ある部屋の中からは常に辛い叫び声や、電気ショックを受ける声が聞こえてきます。その部屋の中に拘禁されているのは他の学習者です。彼らは厳しく監視されています。その部屋の中には邪悪と恐怖しかありません」

 「2013年~2016年まで、私は上海女子留置場で再び3年間拘禁されました。ほぼ毎日体罰と洗脳を受けていました。留置場は衛生状態がとても悪く、水道水の中に虫がおり、歯を磨くこともできないし、私はその留置場で4本の歯が抜けました」

 「オーストリアに来た後、多くのクリスマス用品の飾りを見ると、労働教養所で生産したものと同じ物がありました。それを見るたびに、その辛い経歴を思い出します」

 彼女は最後に「中国では、学習者達が20年以上にわたって迫害を受けています。私はこの残忍な迫害を経験したことがあります。今は、中共が法輪功を迫害する経験を利用して他の団体を迫害しています。例えば、ウイグル族や、香港人に対する迫害は手段が一緒です。より多くの人が勇気を出して立ち上がり中共の弾圧を制止することができるように願っています。ありがとうございます」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/10/457585.html)
 
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