【明慧日本2023年3月23日】カナダの法輪功学習者(以下、学習者)は3月1日、モントリオールの中国領事館前に集まり、中国当局の不当判決に遭い、拘禁されている山東省の学習者・コン蘭英さんを無条件で釈放するよう要求した。
3月1日モントリオールの中国領事館の前での集会 |
この集会で、コン蘭英さんの娘のカナダ市民であるコン新苗さんによると、「母、コン蘭英は、今年78歳です。真・善・忍を信仰しているというだけで、連行され、不当に拘禁されています。情報筋によると、母は4年間の有罪判決と、2万元の罰金を言い渡されました。現在、文登市留置所に拘禁されており、家族の訪問などは一切許されていません」と述べた。
またコン新苗さんは、このように述べた。「中国共産党(以下、中共)は、真・善・忍を信仰する学習者に対して、残忍な迫害を加えています。法輪功を修煉することや、真・善・忍に従って良い人になることは、無罪となるべきです。中共に、直ちに母を釈放するように要求します」
母親のコン蘭英さんを無条件で釈放するよう呼びかける娘のコン新苗さん |
コン新苗さんは集会で、次のように述べた。「昨年の10月15日、中国共産党第20回全国代表大会が開催される前日、母のコン蘭英は広場で煉功していました。その時、母は威海市公安局環翠分局国保大隊の警官らに連行され、栄成市留置所に拘禁され、その後文登留置所に移送されました。警官は家宅捜索を行い、法輪功の書籍、パソコン、プリンターなどの私物を押収しました」
「78歳の母は、警官らに手錠をかけられて強制的に連行されました。不当に拘禁される中、母はずっと高血圧の状態で上が200以上あり、下が150を超えていました。2022年11月18日、不当に32日間拘禁された後、公安局は親族に1万元の罰金を払うように通知し、お金が支払われてから釈放すると言いました。その1万元の罰金は、保釈するための保証金であることが後からわかりました」と述べ、またコン蘭英さんは釈放された3日後、警官による嫌がらせを受けたことを明らかにした。
またコン新苗さんは、「2023年2月1日午後5時頃、警官らは再び母を連行し、2時間かけて車で栄成裁判所に移送し、密かに尋問を行いました。尋問された際、警官らは盗撮して撮ったビデオを母に見せました。ビデオの内容は母が広場で煉功したり、郵便局で手紙を送ったりする映像なども含まれており、それらの映像は、母を逮捕する証拠のためだと言いました」
モントリオールの学習者代表である冬冬(ドンドン)さんは、このように述べた。「中共による法輪功に対する残忍な迫害は、今年で24年になります。数え切れないほどの多くの学習者が迫害を受け、家族が崩壊したり、死に至った人も少なくありません。私たちはここで、中共は法輪功に対する迫害を直ちに停止するよう、無条件でコン蘭英さんを釈放することを要求します!」
通行人に支持される
集会の当日、中国領事館前を通りかかたカナダ市民は、その実態を理解した後関心を示し、「コン蘭英さんを救出せよ」の陳情書に署名した。モントリオール市民のメアリーさんは、その実態を聞いた後、「善良な人を連行して拘禁することはいけないことです。中共は大きな過ちを犯しています」と話した。
署名するモントリオール市民の ジェレミー・フィショーさん |
モントリオール市民の ジェレミー・フィショーさんは署名した後、「中共は、年配者を連行して本当に酷いです。中共が人権を迫害していることは、はっきりとわかっています。学習者を支持します。救出が成功するように願っています」と述べた。
パトリック・ラテンドレスさん「法輪功を支持します」 |
市民のパトリック・ラテンドレスさんは、学習者の発言を真剣に聞いた後、「悲しいです」と言った。ラテンドレスさんは、中共政権は独裁政権であると知っており、「『生体臓器狩り』は周知されているはずです。人に酷いと思わせてしまうのは、迫害は何年も続いているのに、なぜ止められていないのでしょうか?」と話した。またラテンドレスさんは学習者の集会を行うことに対して、「本当に素晴らしいです。人々は目を醒ますべきです」と話した。
コン新苗さん:「私の母は、ひどい病気を患っていましたが、法輪功を修煉して18日後、薬を飲まずに健康になりました」
母親のコン蘭英さんは、法輪功を修煉する前には多種の病気を患っており、特に心臓病はひどく、話すだけでも心臓が震え、発作を起こし、何度発作が起きたかも覚えていないくらいだという。そして頸椎の第五と第六が肥大し、神経を圧迫していたので左側の身体がしびれてしまって、横になっても座っていてもとにかく辛かったので、自殺してこの辛さを終わりにすることを考えていたという。
1997年5月からコン蘭英さんは法輪功を修煉し始めた。18日目に、第二式の法輪樁法を煉功していた時、頸椎が「カチッ」という音が聞こえ、ずっと悩んていた頸椎病が治った。
娘のコン新苗さんは、「母は、人生の半分以上この病気で苦しんでいたのです。漢方薬、西洋医など色々試してみましたが、治らなかったです。しかし、法輪功を修煉してわずか18日で師父は治してくださったのです。どんな言葉でも感謝の気持ちを言い表すことができません」と泣きながら話した。
「1999年、中共が法輪功の弾圧を発動してからは、母は警官に嫌がらせを受けたり、連行されたりしました。2000年だけでも、警官による嫌がらせを4回受けており、煉功することは許されませんでした。2006年8月、母はバスの中で乗客に法輪功迫害の実態を伝えていた時、警官に連行され、違法に23日間拘禁されました。その後、警官らは家宅捜索を行い、何回も母を連行しました」と話した。
カナダ政府及び社会各界の人々に、母親の救出に援助の手を差し伸べるよう呼びかける
コン新苗さんは、法輪功は中国でずっと合法的なものであるとみなされている。中共が法輪功に迫害を加えることは完全に違法である。コンさんは法輪功を迫害することに参与した人々に、中共の本質をはっきりと分かってもらい、悪人の手先にならないように忠告した。