北京市の繆伯君さん 大興天堂河刑務所に拘禁される
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 【明慧日本2023年5月23日】北京市通州区の法輪功学習者・繆伯君さん(50代女性)は2022年8月、張家湾派出所の警官に連行された後、通州区留置場に拘禁されていた。今年4月20日、繆さんは大興天堂河刑務所に送られたが、家族は判決書を受け取っていない。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 それから、家族は何度も関係部門に判決書を求めに行ったが、彼らは口頭で繆さんに3年6カ月の判決だと言っているが、誰も判決書を出して見せてくれなかった。情報筋によると、繆さんの案件の担当の裁判長は通州区裁判所の女性裁判官・趙智一だという。

 繆さんは法輪功を実践することを堅持したため、以前、労働教養処分を受けたことがある。明慧ネットの報道によると、2009年6月の初め、繆さんは北京市女子労働教養所に拘禁された。そこで「三書」を書くこと拒否した繆さんは、警官に拷問を加えられた。スタンガンで電気ショックを与えられ、1日の睡眠は2~3時間しか許されなかった。2009年7月26日の朝5時から、繆さんは警官の指示を受けた男女2人に虐待され苦しめられた。

拷問の再現:スタンガンで電気ショック

 2020年4月、繆さんは朝陽区にある住宅街で法輪功の実態が書かれた資料を配った際、ある家の前の監視カメラでその姿を撮られたため、同区高碑店派出所の警官に連行された。繆さんは健康診断で留置場の入所の条件を満たさなかったため、「保釈」で帰宅した。2021年3月30日、高碑店派出所の警官は繆さんに「前の案件を終了するので、派出所に来るように」と告げた。それで、繆さんは派出所に行ったが、その場で連行され朝陽区留置場に送られた。14日間拘禁され、4月13日に帰宅した。

 2022年5月3日、繆さんは法輪功の資料を配布するとき、当局の法輪功に対する出鱈目な宣伝を信じた人に通報された。5月6日、繆さんは通州公安分局の張家湾派出所に連行されたが、「治療のための保釈」で家に帰った。

 同年6月14日、通州区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と張家湾派出所の警官は繆さんの家に押し入り、家宅捜索した。法輪功創始者の写真、法輪功関連書籍50数冊を押収して、繆さんを通州区留置場に送り込んだ。当日の夜、「保釈」で繆さんは家に帰った。

 8月4日、警官はまた、繆さんを派出所に呼び出して連行し、通州区留置場に送った。

 現在、繆さんの80代の母と学生の娘が繆さんの帰りを待ち望んでいるという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/10/459965.html)
 
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