江西省の李蘭英さん 計17年の冤罪を受け拷問される
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 【明慧日本2023年8月17日】江西省贛州(かんしゅう)市興国県の法輪功学習者・李蘭英さん(66歳女性)は法輪功を学んでいたとして不当に3年の労働教養を強いられた。そして、3回にわたって計14年6カ月の刑をかけられ、刑務所で様々な拷問を受けた。李さんは先日、刑期満了となり帰宅した。

 以下は李蘭英さんが述べた自分が受けた迫害の状況である。 

 1999年7月から2000年にかけて、李さんは何度も中国共産党によって洗脳施設に入れられ、迫害を受けた。

 2000年10月、李さんは法輪功迫害の実態が書かれた資料を配ったとして警察によって連行され、後に不当に懲役1年6カ月の実刑判決を宣告された。その後、李さんは刑務所で法輪功の修煉によって心身が改善したという体験を書いたとして、更に3年の労働教養を強いられた。

 2006年10月18日の夜、李さんは国内安全保衛部門(以下、国保)の警官によって連行され、家宅捜索を受けた。

 2008年4月20日、南昌から興国へ向かう列車内で李さんは法輪功迫害の実態を伝えていたところ、中共の虚言に騙された何者かに通報され、乗務員によって連行され、広東省惠州市鉄道警察署の留置場に拘束された。その後、李さんは広州鉄道運輸裁判所によって不当に懲役5年の実刑判決を宣告され、広東省女子刑務所に監禁された。刑務所で、李さんは侮辱的に罵られ、薬物投与され、灌食された。さらに転向を強要されて残酷な拷問を受けた。

 2015年4月、李さんはアパートで法輪功迫害の実態を暴露する資料を制作していた時、何者かに通報され、国保の警官によって連行され、家宅捜索を受けた。コンピュータ、プリンター、プロジェクター、オートバイなどが押収され、国保の弁公室でトラの椅子に座らせられたり様々な拷問を受けた。2015年12月、李さんは興国裁判所によって不当に懲役8年の実刑判決を宣告され、南昌市女子刑務所に監禁され迫害された。

 江西省南昌市女子刑務所3監区の2号警区で、李さんは法輪功への信念を固く守り続けていたとして常人には耐えがたいさまざまな拷問と苦痛を受け、何度も意識を失った。2016年7月、刑務所は李さんに信仰を放棄させるために、24時間体制で連続して体罰を与えた。20日以上経った後、李さんは小さな部屋に閉じ込められ、片手を窓に吊るし上げられ、両足が地面につけられないようにされた。これにより、李さんは何度も意識不明になり、長い時間目が覚めていない状態に陥った。長時間吊るし上げられたため、李さんの左腕は不自由となった。そのため、囚人たちは李さんの左手の親指を縛って鉄枠に吊るし上げた。悪人たちは李さんをトイレに行かせず、口に水を連続して注ぎ込み、腹部を膨らませた。その後、李さんの腹部を拳で猛打し、李さんに嘔吐させ、尿を漏らさせた。悪人たちはさまざまな方法で李さんを痛めつけた。例えば、李さんの腹部に10本の指で力強く突き刺した等々。

中共酷刑:吊挂

中国共産党による拷問のイメージ図:吊るし上げられる

 後に、李さんは不当に1警区5大隊に収監され、強制労働を強いられた。李さんは観光用シューズの生産ラインで作業を強要され、毎日12時間にわたる過酷な強制労働をこなさなければならなかった(朝5時半から夜7時まで)。午前中は一度だけトイレに行くことが許される。麻薬販売の囚人・呉小瑾は集中的に李さんを監視し、理由もなく李さんを猛打し、非常に卑劣で残忍な迫害手段を使った。邪悪な「転向」を拒否したとして李さんは週に2回の洗脳を受けた。李さんは刑務所内で生活面でも長期間にわたり迫害されていた。暑い夏、刑務官らは李さんにシャワーを浴びることを許さず、時には歯を磨くことも許さなかった。李さんは食事を提供されないことがよくあり、お腹を空かせていた。李さんは虐待によって骨と皮だけになるほど痩せ衰えた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/8/2/463712.html)
 
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