【明慧日本2023年9月10日】(吉林省=明慧記者)通化市の柳河県留置場に1年近く不当に拘禁された吉林省通化市の法輪功学習者(以下、学習者)・孫顕亭さんは、秘密裏に懲役4年6カ月の実刑判決を宣告され、8月に吉林刑務所に移送された。
情報を知った孫さんの妻は心臓発作を起こし、現在、病院で酸素蘇生の治療を受けている。医師によると、心臓ステントを入れる手術が必要かもしれないという。孫さんの娘は悲痛極まる状態に陥った。
昨年8月25日の夜、孫さんは法輪功の資料を配布し、人々に「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えれば、疫病を避け、身の安全を守ることができます」と伝えていたところ、尾行している二道江区山下派出所の警官らにより連行された。警官はさらに家宅捜索を行い、数千元の現金と他にも多くの私物を押収した。
孫さんは柳河県留置場に1年近く不当に拘禁された。柳河県裁判所は家族に通知せず、家族の傍聴もない状況下で非公開裁判を行い、孫さんに懲役4年6カ月の実刑判決を下した。そして8月に孫さんを吉林刑務所に拘禁した。
通化市通化県快大茂鎮の学習者・魯振月さん(76)は、不当に連行されて1年近く拘禁された後、今年7月初旬に懲役7年の実刑判決を宣告された。通化市の学習者・潘洪明さんと岳春光さんは昨年8月11日に不当に連行、拘禁された。2人は今年2月に相次いで裁判にかけられ、6月か7月に秘密裏に不当な判決を言い渡された。潘さんは懲役3年、岳さんは懲役2年の実刑判決を言い渡された。
明慧ネットの不完全な統計によると、2022年、吉林省の9地区で1,011人の学習者がさまざまな迫害を受けた。その中に、4人が迫害により死亡し、40人が不当な判決を宣告され、338人が連行され、163人が家宅捜索を受け、384人が嫌がらせを受けた。また、41人が年金を差し止められ、34人が洗脳班に送られ、7人が放浪生活を余儀なくされた。