中国法会|迫害に直面しても、冷静かつ理性的で、使命を忘れず(二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年11月12日】(前文に続く)

 6月20日、夫が雇った弁護士が家の会社にやってきて私と話をしました。彼は以前知っていた検察官でした。弁護士は中共の司法解釈などを取り出して私に見せましたが、私は「これは私とは関係ありません。私は大法を修煉し、罪はありません。私のすべては師父が決められることで、誰も大法弟子に試練を与える資格はありません」と言いました。その後、私は彼に真相を伝え、2時間以上話しました。弁護士は真相を理解し、以前、彼と彼の家族は三退しました。しかし、今回は邪悪な高圧の脅迫を受け、弁護士と家族はかなりのプレッシャーを感じており、私が迫害されないように常人の方法を考えてくれました。私は「事件がどの段階に進んでも、無罪の弁護だけをお願いしたいです。あなたの思想の中には大法に対する悪い考えが一切入ってはいけません。当事者が過ちを認識したなどと言ってはいけません。それは私を害することです」と弁護士に伝えました。

 コミュニケーションの後、弁護士は「最初、あなたをあまりはっきり分かりませんでした。交流を通じて、あなたの考えが非常に明晰で明確であることがわかりました」と言いました。最後に私は弁護士に、「圧力をかけられているなら、法廷では何も言わないでください。私が自ら弁護します」と再度言いました。

 7月19日、学法グループから帰宅した私は、家の会社で夕食をとりました。オフィスで、夫と息子が私に相談したいことがあると言いました。県の検察庁が電話をかけてきて、明日、案件を別の市の検察庁に引き渡すことが伝えられ、保証書に署名する必要があるとのことでした。私は心の中で理解し、これは正邪の戦いであると理解しました。私は心の中で正念を発し、家族を邪魔する要素を排除しました。私は冷静に夫と息子に言いました。「私はサインできません。修煉は非常に厳粛なことです。ほんの僅かでも間違えてはいけません。そうでないと私は私の天国の故郷に帰ることができません。そこにいる衆生はどうするのでしょうか? 彼らは私が帰るのを待ち望んでいるのです。私は衆生を放っておけません。私は自分自身に対して責任を持たなければなりません。もし私が修煉をやめたら、師父は私に与えられたすべてを回収され、私は再び常人になります。常人は生、老、病、死が付きもので、あなたたちは私が魔難の輪廻の中で苦しむのを見たくないでしょう?」と言いました。

 しばらく黙っていた息子は数分後、「お母さんの心には衆生だけがあり、私たちはいないね? それなら、なぜ僕を生んだのですか? 私たちは大法が素晴らしいものであることを知っている、恩恵も受けており、大法の師父に感謝しています。 しかし、今は私たちに選択の余地はなく、お母さんが迫害されているのを見て心配しているのです。お母さんは私たちと会社のことを考えるべきです。お母さんとお父さんが会社を設立して 30 年以上になり、経験した困難と犠牲を他人は知りませんが、子供である私たちはそれを知っています。中共が政権を握り、私たちにできることは何もありません。『保証書』にサインさえすれば大丈夫なのに、なぜそこまで頑固なのですか? お母さんは、目の前にナイフを持った人がいて、あなたを殺そうとしているのがはっきりと分かっているのに、それを避けずに突き進んでしまうのでしょうか? 回避する道があって安全だと分かっているのに、なぜそうしないのですか?」と息子が泣きそうになりました。

 私は息子に「あまり悲しまないで。お母さんは苦しみと魔難を受けても、それほど大したことではない。あなたたちは邪悪からの圧力に本当に耐えられないなら、お父さんは私と離婚することを選べるし、母子関係を断っても大丈夫です。お母さんはあなたたちを責めることは一切ない」と言った後、私は家に帰りました。

 家に帰ってすぐに、1時間の正念を発し、その後法を学びました。明慧ネットから、法律に関する記事、関連する法律知識、およびいくつかの法的文書をダウンロードしました。

 次の日の正午12時半、息子の車に乗って出発しました。途中でずっと正念を発しました。心の中で師父に「師父、ご安心ください。弟子は法を実証する道を堂々と歩んでいくことを誓います。法輪大法に泥を塗りません。ご加持をお願い致します」と言いました。それから、心の中で師父の法「修煉の人 法を持っており 正念を発すれば 爛鬼炸く 神が世に在りて 法を実証す」(『洪吟二』「恐れ無し」)を唱えました。私は発正念をして、市検察庁の他の空間の邪悪な要素を排除しました。その日、省都に住む姉(同修)も5、6人の同修に知らせて、市検察庁の付近で正念を発しました。

 中に入ると、公安局と検察庁の関係者が引き渡す手続きをしていました。私は「ちょっとお手洗いに行きます」と言って2階に行きました。しばらくして降りてくると、もう手続きが終わっていました。三退した警官は「これが当事者です。もう帰ってもいいですか?」と聞きました。市の検察官は「もう要件がないので、帰ってもいいです」と言いました。私に「保証書」に署名するようなことは言われませんでした。一連の正邪の闘いが終わりました。

 弁護士は案件の担当検察官に対して「当事者は法輪功を修煉しており、社会に危害をもたらすことはありません」と言いました。彼らが夫に電話した時、夫は「私の妻と家族は非常に善良な人です。社会に貢献しているだけで、害はありません」と伝えました。

 夫は、私たちが経済的支援をした大学生、貧しい家庭、公共福祉機関の受益者たちに、「私の妻は法輪功を修煉しているという理由で、中共から迫害され、投獄される可能性があります。私たちが善行を行い求めることは一切ありません。ただ心の底から社会に恩返しをするためです。妻は法輪功を修煉してから、何事においても他人と争うことはありませんし、利益の前でも他人と争うこともありませんでした。妻はいつも『社会がどんなに変わっても、人の良心は変わってはいけません。良心こそが最も大切な宝物です』と言っています。妻は真・善・忍に基づいて良い人を目指しているのです。妻が法輪功を修煉することに何の間違いもありません。妻は煉功してから乳がんから回復し、とても優しい人なので不当な扱いを受けるべきではありません。私は妻のために訴えます」と話しました。

 そして、政府部門や工商連合会、大学生や貧しい家庭などが感謝の手紙を書いたり、錦の旗を送ったりして、指紋、署名、捺印をして私たちに送ってくれました。 夫はこれらを弁護士への裏付け資料として検察庁に送りました。

 案件はまだ解決されていないので、私は師父に、「弟子は何も恐れることはありません。このすべてを師父が決めてくださいます」とお願いしました。私はすべきことを行い、もっと多く法を学び、自分をしっかりと修めます。弟子の世界の衆生は待ち望んでおり、弟子がしっかり修煉しない理由はありません。

 以上は私の現段階での個人的な理解ですので、法に則っていない点がありましたら、同修の皆さんのご指摘をお願いします。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/9/467817.html)
 
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