遼寧省の張伝文さん、拘禁されて3か月ぶりに家族とオンライン面会
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年11月21日】遼寧省の清原満族自治県(せいげん-まんぞく-じちけん)の法輪功学習者・張伝文さん(55歳女性)は、法輪功を実践したとして、当局に懲役3年6カ月の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 今年7月下旬に刑務所に拘禁されて以来、刑務所側はあらゆる形で張さん家族の面会を拒否してきた。張さんの家族と張さんは、10月下旬に刑務所で、家族の面会の権利を剥奪した刑務所法違反で看守を非難した後、ようやく張さんとのオンライン面会が許可された。

 昨年12月4日、張さんは、村人に法輪功迫害に関するカレンダーを届けたとして、南口前派出所の警官らに連行された。今年3月24日、撫順市(ぶじゅんし)望花区(ぼうかく)の検察庁に極秘に懲役3年6カ月の不当判決を言い渡された。2023年7月26日、張さんは瀋陽市の大北刑務所に拘禁された。 

 2023年9月下旬、張さんの姉妹が刑務所に連絡し、張さんとの面会を要請した。 しかし、刑務側は張さんが法輪功を辞めないことを理由に、面会を拒否した。

 張さんの姉妹たちは10月下旬に刑務所を訪れ、再度張さんと面会できるよう要求した。面会室の職員は、張さんは第2監区に拘禁されていると告げ、監区に電話した。30分後に到着した30代の女性看守2人は第2区の所長を名乗った。所長らは、張さんが法輪功を放棄することを拒否したため、家族との面会を拒否したと繰り返した。所長らは、法輪功学習者が家族との面会を許可されたければ信仰を放棄しなければならないという内部方針を引用した。

 張さんの姉妹たちは彼らの説明に反論し、刑務所法によれば、法輪功を放棄しているかどうかに関係なく、すべての受刑者は家族との面会を受ける権利があると述べた。姉妹は「今日は妹と面会しなければなりません。面会を拒否するとあなた達は法律違反になります。もしあなた達が私たちの面会を承認しないなら、私たちはこの問題を刑務所長と刑務所の常駐検察官に持ち込むつもりです」と言った。

 姉妹の強い要求を受けて、看守は姉妹を張さんとのビデオ通話に繋いだ。姉妹が張さんに拷問を受けたのかと尋ねると、隣にいた看守は「誰があなたを拷問したのか?」と脅迫的な口調で張さんに尋ねた。

 張さんは泣き始め、「拷問については聞かないで」と言った。張さんの表情と震える声から、姉妹たちは張さんが刑務所内で多大なプレッシャーに直面しているのではないかと疑った。オンライン通話は20分で切れた。

 張さんは、以前当局に2回の不当判決を言い渡され、2回強制労働収容所で拘禁された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/11/2/467763.html)
 
関連文章