【明慧日本2024年1月10日】（前文に続く）
事例6：元大学講師の安福子さんは吉林省女子刑務所で死亡
吉林省延吉市在住の退職教師・安福子さんは2021年8月下旬、再び警官らに不当に連行され、1カ月後に吉林省女子刑務所に収監された。2023年2月22日、刑務所で死亡、享年82歳。
安さんの妹・安英姫さんも中共に何度も連行され、拘禁され、拷問を受けて2022年12月26日に死亡、享年64歳。
事例7：牟永霞さんは黒竜江省女子刑務所で死亡
黒竜江省大慶市の牟永霞さん（75歳女性）は定年退職の講師。2023年7月13日に黒竜江省ハルビン市女子刑務所で迫害され他界した。その後、刑務所側は牟さんの遺体を急いで火葬した。牟さんは2019年9月、ハルビン市鉄道公安部の私服警官によって連行された後、提訴された。2020年5月、大慶市譲胡路裁判所は牟さんに懲役6年の不法な判決を宣告した。
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牟永霞さん |
迫害で重体に陥った牟さん |
牟さんは、黒竜江省ハルビン女子刑務所で残酷な迫害を受けた。刑務所の警官は、牟さんをひどく殴ったり罵ったりするように受刑者らに指示した。そのたびに牟さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ。牟さんは、刑務所の所長や監区の責任者に、何度も良い人に迫害を加えないようにと手紙を書いて渡した。迫害された牟さんは、体をゆっくり動かすことしかできず、健康状態も非常に悪かった。2022年8月のある日、牟さんは便失禁でズボンを汚したため、受刑者の趙超にひどく殴られ、トイレで冷水を身体にかけられた。それ以来、牟さんは精神が不安定になり、受刑者から激しく殴打された。
牟さんの次男は刑務所側に母親の治療のため「仮釈放」を要求したが、どんなに求めても許可されなかった。
事例8：王海乾さんは保釈されず、刑務所で死亡
四川省達州市大竹県の中学校講師・王海乾さんは、四川省嘉州刑務所で迫害されて重体に陥り、2023年10月11の夜明けに救急車で県司法局に運ばれ、家族に家まで迎えられ、11月20日に他界した。享年60歳。
健康だった王さんは2020年12月に裁判所から懲役7年6カ月の不当判決を下された。その後、嘉州刑務所に拘禁され迫害を受けた王さんは、2022年に直腸がんと診断された。刑務所側は治療のための仮釈放を申請するよう家族に連絡し、家族はすぐに申請したが、手続きに約8カ月かかった上に、返答は法輪功は仮釈放できないという。
国保の関係者は葬儀の前日、1時間以上をかけて家族に王さんの情報をインターネットで公開しないように脅し、情報を封鎖しようとした。
事例9：大連市の劉新穎さん、曲輝さん夫妻は長期にわたって迫害され死亡
遼寧省大連市産婦人科病院看護師の劉新穎さんは、5回連行されて拘束され、懲役5年6カ月の実刑判決、および尾行、脅迫などの迫害を受けた末、2023年4月22日午後に亡くなった。享年54歳。
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曲輝さん一家 |
2000年1月、劉さんと夫・曲輝さんは、北京で法輪功は無実であると陳情したが、ともに警官に連行されて殴打され、罰金と労働教養処分を受けた。当時、娘はまだ1歳だった。曲さんは、大連労働教養所で警官から残酷な暴行を受け、頸椎を骨折して半身不随になり、13年間の寝たきり生活を経て、2014年2月19日に亡くなった。45歳だった。その後も、劉さんは2回連行され、5年6カ月の判決を言い渡された。2015年3月24日に遼寧省女子刑務所に送られた。
入所前の身体検査で、劉さんの血圧が240㎜Hgに上がり、健康状態が基準を満たしていなかったため、直接刑務所の病院に入れられた。2020年3月末、劉さんは刑務所から解放された。
帰宅した劉さんは、派出所の警官に嫌がらせを受けた。警官らは劉さんの父親の家にも行き、父親に精神的な圧力をかけた。
2023年3月、派出所の警官は、また劉さんに電話をしてし話があると言った。劉さんは長期にわたって迫害を受け続けていた
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迫害で半身不随になった曲さん |
拷問を受けた後の体 |
事例10：王俊英さんは14年の拘禁と拷問で他界
河南省焦作市の王俊英さん（女性）は14年間にわたって法曹機関による連行、拘禁、家財押収、労働教養、不当な判決などの迫害を受けていた。拘禁期間中、羊の丸焼き（下図に参照）、束縛衣（下図に参照）、牢屋に閉じ込める、ナイロンの縄で両腕を後ろ向きにきつく縛るなどの拷問を受けた。
その結果、王さんの体はきわめて衰弱し、2023年8月の初めに他界した。享年56歳。
王さんは2015年6月30日に中国の最高検察庁に『刑事控訴書』を出し、法輪功迫害の元凶である江沢民を提訴し、その責任を追及、法の制裁を受け、そして法輪功の冤罪を晴らすことを求めた。
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拷問イメージ図：束縛衣 |
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拷問イメージ図：羊の丸焼き |
