宋暁美さんが遼寧省女子刑務所で受けた迫害
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 【明慧日本2024年1月11日】遼寧省瓦房店市の法輪功学習者・宋暁美さん(51歳女性)は、当局の裁判所に懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡され、昨年3月28日の夜、遼寧省女子刑務所第二監区に拘禁された。数日後の4月3日、宋さんは第12監区に移送され、独房に監禁され、拷問を受けた。宋さんは「転向」をせず濡れ衣をきせられた。宋さんは罪を認めなかったため、刑務官と受刑者は様々な手段で宋さんを苦しめた。宋さんは長時間立たされ、寝ることも許されず、トイレに行くことも許されず、わざと部屋の窓を開けて冷たい風を入れられたうえ、「三書」を書かされた。

 明慧ネットの資料によると、遼寧省女子刑務所の第12監区は「訓練矯正区」と呼ばれ、法輪功学習者が迫害される刑務所の中の最も厳しい刑務所である。留置場からこの刑務所に移送された法輪功学習者は、まず第12監区に半月間収容される。新しく収容された法輪功学習者に対して、本監区はすでに2人1組で監視行動を訓練した受刑者たちを用意し、監視と迫害を加える。小さい部屋に入れられた法輪功学習者は、そこで体罰を受け、信念の放棄を強いられる。受刑者らはそれを随時に刑務官に報告することになっている。

 宋さんは大連市の瓦房店に在住。2021年6月1日午前、宋さんは自宅から瓦房店国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と福徳派出所の警官に連行された。警官らは誰1人として警察の証明証を見せず、家族が警察番号と名前を何度も尋ねたが、提示を拒否したという。警官らは宋さんを福徳派出所に連行し、尋問を行った。国保の警官らが宋さんの頭を殴り携帯電話のロックを解除させたため、宋さんの血圧が急上昇した。宋さんが殴られたことを知った家族は、福徳派出所の所長に何度も国保の警官の暴行を訴えようとしたが、所長は家族と会うことを避けた。派出所の警官・林徳坤(警察番号216898)は家族に、「我々は法輪功の案件には関わらない。ほかのところで訴えなさい」と言った。

 2021年6月17日、警察は宋さんに「法律の実施を破壊した」という罪で濡れ衣をきせ、連行して、宋さんの家から70冊以上の書籍、数台の携帯電話、パソコン1台を押収した。警察はさらに、宋さんが日本にいる間に指導者を「侮辱」しツイッターで、法輪功を宣伝したと主張した。

 同年11月29日、大連市の普蘭店市裁判所は宋さんに対して裁判を行った。法廷で宋さんの弁護士は宋さんの無罪を主張したが、裁判所は宋さんに懲役4年6カ月の不当な判決を言い渡した。宋さんは判決を不服とし、法に基づいて控訴した。

 昨年10月に入った情報によると、宋さんの家族は一度宋さんと面会し、宋さんの娘は宋さん本人から2回電話を受け、宋さんが遼寧省瀋陽市于洪区育新路にある遼寧省女子刑務所第5監区3分区に拘禁されていることを知ることができた。その後、家族は弁護士に宋さんとの面会を頼んだ。10月27日、弁護士の面会申請は承認され、弁護士が刑務所に行って面会しようとしたが、刑務官に阻止され、「理由もない面会は許さない」という理由で面会を許されなかったという。 最近の情報筋によると、宋さんは昨年3月28日夜に遼寧省女子刑務所に送られたという。

 (宋暁美さんに対する迫害の詳細は、「大連市の宋曉美さん 懲役4年6カ月の判決を下される」などを、ご参照に)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/6/470673.html)
 
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