大法は夫の心を変わらせた
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 文/山東省の大法弟子・笑蓮

   【明慧日本2024年1月27日】私は子供のころから私が良い行いをすれば、周りの人たちも良い方向に導いていけると信じていました。それが今でも、もち続けている願望です。子供のころ、両親はよくケンカをしており、私は一日中怯えていたのでそのことが原因だと思います。

 小学生のときに「文化大革命」が始まり、高校を卒業するまでにはまだ終わっていなかったので、中国の本当の伝統文化を何も学べず、無神論をいっぱい注がれました。なぜ人と人が仲良くできないのか、その因縁関係は何なのか、わからない私は心を閉ざしていました。

 20歳のとき、私は叔父の家に行き、叔父の子供の世話をしました。叔父夫婦もよくケンカしていたので、そのときは、私は泣いてばかりいました。その後、叔父夫婦は離婚してしまいました。

 結婚相手を探す年になったころには、「自分より条件の悪い人を見つけよう。その人を大切に扱い、それが平穏な結婚生活につながればいい」と思いましたが、裏目に出ました。私が夫を大事にしていると、夫はそれを私の弱みと受け取って、結婚生活はめちゃくちゃな日々となりました。私の苦しみを話す場もなく、夫にも人生にも自信を失ってしまいました。30代の私は「人」であることが辛すぎて、死にたいとばかり考えていました。

 ある時、私は縁あって法輪大法の修煉を始めました。徐々に「この世に来た目的は、人々が良いと思う生活をすることではなく返本帰真のためだ。この世で生きることがなぜこんなに苦しいのか、原因は人と人との因縁が一生一世の因縁ではないからだ」とわかるようになりました。それからの私は、生まれ変わったような気がして、性格も明るくなりました。

 しかし、1999年7月20日、中国共産党の江沢民は法輪大法への迫害を始めました。圧倒的な弾圧は、私の家族に大きなプレッシャーを与えました。私は法輪大法の修煉を放棄しないので、夫と私の兄、そして姉は私を精神病院に入れました。夫は私を厳しく監視し続けました。私が大法の功法を煉ると、それを見るたびに、夫は私の髪の毛を引っ張り、殴りました。

 ある日、夫が酔っぱらって私を派出所に連れていき、「法輪功を修煉している」と言って、私を通報しようとしました。しかし、警官は夫が酔っぱらっているのを見て、私たちを追い出しました。私はいつも夫にひどく殴られたため、家にいられなくて、ほかの地方でお手伝いさんや病人の世話などの仕事を数年間続けました。ある時期、私は家に帰ろうとしましたが、夫が恐くて家に帰れず、母と一緒に住みました。それがバレて、また夫に通報されました。すると、私は逮捕されて留置場に入れられました。その時、「夫はもう救いようがない」と思いました。

 中国共産党の無神論の害毒の下で、夫は師父を中傷し、大法弟子を迫害したので、悪の報いを受けました。2022年、私たち夫婦が北京で娘の子供の面倒をみていたとき、夫は体調不良を感じて病院に行ったところ、手術ができないほどの進行した膵臓がんだと判明しました。年が明けると、夫は故郷に帰って療養したいと言い出しました。

 夫が末期がんだと聞いたとき、私はまず「私は大法弟子なのに、夫がこんな深刻な病になってしまい、これからどうやって大法の真相を伝えようか?」と考えました。しかし、師父が、世の中のすべての人は師父の親戚だとおっしゃったことを思い出し、「夫も師父の親戚なのだから、彼にも大法の真相を伝えるべきだ」と思いました。しかし、私がいくら夫に大法の真相を伝えても、夫は「俺はもうすぐ死ぬんだよ、お前、何言ってるの。俺は20数年も聞いていなかったし、今も聞きたくない」と、全然聞いてくれませんでした。家族も友人もみんな、「もういいよ。がんの中でもっとも悪いものだし、治療法もないし、がんの位置も良くないので、好きにさせればいいじゃないか」と言いました。夫は「この痛みは想像以上で、耐え難いものだ」と話しました。

 夫は、毎日病院で共産党の映画やテレビを見たり、携帯電話を見たり、とにかく正しいものを見ていませんでした。膵臓の痛みはすでに耐え難いものでしたが、それに頭痛も加わりました。私はこの機に夫に言いました。「一日中あんな嘘ばかりのものを見ていて、頭が痛くならないわけがない」と。夫は「仕方がない。時間をつぶさなければならないんだ。これを見ないで何を見ればいいんだ?」と言いました。私は師父に夫を救うよう願い、同時に夫の背後にいる旧勢力に操られている黒い手の卑しい鬼を取り除くよう、中国共産党の邪霊と他の空間にいる共産党の悪い生命を根絶するよう、発正念しました。

 そのあと、私は夫に「何かいいものを聴き、いいものを読めば、苦しみは減ります」と言うと、夫はすぐに「いいものって何?」と尋ねました。そこで私は、明慧ネットで放送されている伝統文化の物語の『善悪が一念の間』と『共産党についての九つの論評』を聞かせました。病院にいるので、夫にイヤホンをつけさせました。夫は寝ているときも起きているときも聴きました。『共産党についての九つの論評』の中の広西省で人を食べる事件を聴いたとき、夫は目を覚まし、「共産党はこんなにひどいのか!」と驚いて言いました。それから夫は、『共産主義の究極の目的』と『江沢民その人』も聴きました。

 なんと夫は元気になって、「あなたが読んでいる本を読みたい!」と言い出しました。私は「あなたはまず明慧ネットで、『以前、大法と師父に対して悪く言ったことのすべてを無効にする』と声明し、師父の許しを請わなければいけません。そうして初めて、大法の本を読むことができるのです」と言うと、夫は明慧ネットで「厳粛な声明」をするのを手伝ってほしいと頼みました。その後、師父の『法輪功』の本を見せました。それを読んだ後、夫は自ら退院を要求し、「『轉法輪』を読みたい、功法も学びたい!」と言いました。

 家に帰ってから、私は毎日夫と一緒に法を勉強し、功法を教えて煉りました。このころから夫は、同修が家に来て一緒に法を勉強すること、交流することが好きになりました。知らず知らずのうちに、夫の精神面と健康面は大きく変化しました。大法に対する偏見に満ちた理不尽で暴力的な夫は消え去り、優しくて穏やかで、正念に満ちた新しい人に変わりました。

 夫の変化を見て、私の心は師父への限りない感謝で満たされました。私は人生の大半を、周りの大切な人に良い方向へ変えようとしてきましたが、結局、みんな、どんどん悪くなってしまいました。しかし、法輪大法の法理は、このような短期間のうちに、変わることが不可能だった悪人を善人に変え、善人よりも優れた人、つまり修煉者に変えたのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/18/470774.html)
 
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