【明慧日本2024年2月5日】中国石油天然ガスパイプライン局の第六工程会社の従業員・褚継東さんは2022年5月、寧夏銀川で不当に懲役13年の有罪判決を受けた。褚さんは石嘴山刑務所で厳しいと迫害に遭っていた。連行されてから1年以上経過したが、褚さんが移送された場所や現在の状況は不明である。
褚継東さん、49歳。中国石油天然ガスパイプライン局第六工程会社(旧・天津市大港油田石油建設公司)の従業員で、天津市濱海新区海濱街西苑小区に在住。褚さんは法輪大法を修煉し、真・善・忍の基準に従ってより良い人を目指しており、心身ともに恩恵を受けている。
1999年7月20日、中国共産党(以下、中共)が法輪功を狂気的に迫害し始めた後、褚さんは北京で平和的な請願を行ったとして、1年間の労働教育を受けた。信仰を放棄しなかった褚さんは、刑期の期間が延長された上に、天津の複数の労働教養所に収監され、合計で5年間にわたり迫害を受けた。
2021年3月、褚さんは同僚とともに、甘粛省慶陽市のある工程プロジェクトで働いていた。ある日、夜勤中、工事現場に窃賊(泥棒)が忍び込んで盗みを働いた。盗みを阻止しようとした際、褚さんは犯人によって頭部を煉瓦で打たれ、地面に倒れた。
負傷後、褚さんの職場は、天津の自宅で療養することを承諾した。褚さんが銀川空港で、安全検査を受けた際、スマホの中に法輪大法の電子書籍があるのを発見され、即座に不当拘束した。警察は、内部ネットワークで褚さんが以前、労働教育を受けた「前科がある」との理由で、拘禁した。
褚さんの所属する組織のリーダーは状況を知り、銀川市の捜査機関を尋ね、褚さんに会いたい旨を申し出たが、警察に拒否された。組織のメンバーは、褚さんの天津の戸籍区域にある警察に連絡をし、彼を銀川市から連れ戻し、現地の捜査機関に引き渡す提案をしたが、銀川市の公安にも拒否された。
銀川空港の警務職員は、中共の迫害政策に従って褚さんを連行し、銀川市留置場に非法に収監した。褚さんが絶食して抗議すると、野蛮な強制灌食が行われた。銀川市警察の持続的な陰謀の下、褚さんは拘禁された後の2022年5月、不当に懲役13年の有罪判決を受け、やがて寧夏銀川市石嘴山刑務所に移送されたとの情報が入った。
当時、褚さんの妻は仕小学6年生の息子と共に生計を立てるしかなかった。褚さんが迫害された経緯を知った職場の仲間たちは、今日の中国では、善良な人が、中共の迫害を受けている現実を目の当たりにした。
拷問の再現:小さな椅子に長時間、座らされる |
褚さんは、石嘴山刑務所の厳重管理エリアに不当に拘禁され、そこで「熬鷹」(日本語では「疲弊した鷹」のことをいい、睡眠剥奪の拷問のことをいう)、「小さな椅子に座る」などの拷問に苦しめられた。迫害に抗議するため、褚さんは毎日、刑務所の一室で「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と叫び続けた。後に、褚さんは別の場所に移送され、現在はどこに収監されているのか不明。どうぞ、正義の人々は関心を持ってください。お願いします。