【明慧日本2024年2月12日】吉林省長春市在住法輪功学習者・史文卓さん(59歳男性)は、過去に2度の不当な判決を受け合計13年拘禁された後、2023年12月に寬城区(かんじょうく)裁判所によってさらに不当に懲役6年の判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
2023年3月16日午後、史さんは土門嶺派出所の2人の警官に連行された。その理由は、住宅地の監視カメラに史さんがゴミ出しをしている姿が映っていたので、警官らは史さんを連行することを決めた。
2人の警官は史さんを長春市の興龍山拘置所に連行したが、身体検査の結果が基準に満たしていなかったため、史さんは入所しなかった。
警官は病院に行き医師に史さんの身体検査の結果を改ざんするよう依頼し、その後、拘置所は史さんを受け入れることに同意した。
寛城区検察庁は史さんを起訴し、起訴状を寛城区裁判所に移送した。 史さんは2023年8月11日に裁判にかけられた。裁判所は事前に史さんの家族に裁判の内容について通知せず、裁判が終わってから初めて家族に伝えた。その後裁判所は第2回公判を開催したが、やはり史さんの家族には通知しなかった。
関係者によると、裁判官は史さんが「罪」を認めた場合のみ懲役2年を宣告すると約束し、そうでなければ懲役3年以上の判決を言い渡すという。史さんは法輪功の実践において法律に違反していなかったため、要求に応じなかった。
裁判所は12月19日に史さんに有罪判決を言い渡し、懲役6年の判決を言い渡した。史さんは判決書にサインをする際、「私に対する判決は無効です」と書いた。
史さんが以前受けた迫害
史さんは1999年3月に法輪功を学び始め、迫害が始まった後も信念を揺るがすことはなかった。それ以来、史さんは信念を放棄しないという理由で当局に何度も連行され、拘禁されていた。
史さんは当局によって2000年に1年間、強制労働収容所に送られ、2002年に不当に懲役9年の判決を言い渡され、2012年不当に懲役4年の判決を言い渡された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)