【明慧日本2024年2月26日】今年2月8日午前、黒龍江省依蘭県公安局の警察官が住宅に侵入し家宅捜索をし、王富友さん、傅桂芹さん、王玉梅さん、高晶さん達4人の法輪功学習者(以下、学習者)を連行した。82歳の王富友さんは当日釈放されたが、傅さん、王玉梅さん、高さんは不当に拘禁されたままである。この迫害行動は依蘭県公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と依蘭鎮の観月派出所と東城派出所によって行われた。
2月9日は旧歴大晦日であり、伝統的に家族が集まって新年を迎えるために団欒の夕食会を開く日であった。しかし、大晦日の前夜、依蘭県公安局は4人の学習者を連行し、彼らの家を徹底的に捜索した。
明慧ネットの情報によると、傅さんと王玉梅さんは、中国共産党から何度も迫害を受けている。傅さんは数回連行され、2回不当な強制労働を強要された。
かつて依蘭県紡績工場で働いていた73歳の女性・傅さんは、法輪功の「真・善・忍」の原則を堅く信じているとして、中国共産党の人員に何度も連行され、不当に拘束されていた。傅さんは、留置場、収容所、労働教育所、洗脳セッションなどで迫害されていた。
傅さんは法輪功を修煉し、法輪功迫害の陳情をするために北京に行ったため、2000年に3回警察に連行された。最初の2回の連行では、合計75日間不当に拘禁され、3回目の連行では、1年間の強制労働を受けた。万家労働収容所に拘禁された間、傅さんは強制的に飲食、熱湯によるやけど、狭い便器に長時間座らせるなどの残酷な拷問を受けた。この間、学習者の孟憲芝さんが拷問で死亡するのを目撃した。
2002年12月29日に万家労働収容所から釈放された後も、傅さんは依蘭県「610弁公室」の職員、郷鎮の役人、コミュニティーの役員、警察官による嫌がらせ、家宅捜索、連行に直面し続けた。2003年頃、傅さんは夫とともに江蘇省の妹の家に身を寄せ、そこで生計を立てていた。しかし、依蘭県公安局は江蘇省金壇市荷花村派出所に通告し、傅さんを妹の家から連行し、金壇刑務所に1カ月以上不当に拘禁した。
2006年2月11日夜6時過ぎ、 県長・劉文斌、副書記・劉鳳仁、依蘭県政法委書記・張文の唆しにより、公安局の葛斌、国保の警官、西城派出所の孫志輝などの警察官が傅さんの自宅に不当に押し入り、連行して2年間の強制労働を強制した。傅さんは万家労働収容所と前進労働収容所に相次いで収容され、強制的に転向させられ、食事とトイレを禁止され、「トラの椅子」に座らせされ、吊るし上げられ、強制労働などの迫害に耐えた。
王玉梅さんは何度も連行され、家宅捜索を受け、不当に拘禁され、3年間の強制労働を強いられた。
王玉梅さんは1963年9月生まれ、現在61歳で、依蘭県の紅医エリアに在住。法輪功の修煉を堅持しているとして、中国共産党の人員らによる嫌がらせ、家宅捜索、連行、強制労働を強いられた。
2000年11月14日、王さんは法輪功迫害を訴えるために北京に行き、地元の警官に依蘭留置場に連行され、100日以上拘禁され、6000元以上を強要された。
2002年11月、中国共産党第16回全国代表大会の準備のため、依蘭県公安局長の陸俊山は、自ら県内の法輪功学習者を広く連行するよう指示した。王玉梅さんは、自宅で就寝中に塀を乗り越えてきた警察官らに連行され、100日以上拘禁された後、3年間の不当な強制労働を強いられた。労働収容所で、王さんは奴隷労働に耐え、1日10時間以上も働かされた。2005年4月20日、王さんは万家労働収容所を出所した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)