【明慧日本2024年3月4日】広東省梅州市の法輪功学習者・謝漢奎さんは、2022年7月に不当判決を受けた。謝さんは判決を不服として中級裁判所に控訴した。最近の消息によると、中級裁判所が元判決を維持したことが分かった。
明慧ネットによると、2022年11月に梅県地方裁判所によって不当に懲役5年を宣告された謝漢奎さんの兄・謝漢柱さんは中級裁判所に控訴したが、2023年3月20日、梅州市中級裁判所に拒否された。
謝漢奎さんが受けた迫害
謝漢奎さんは、梅州市不動産管理局の職員だった。中国共産党(以下、中共)が法輪功への迫害を始めた後、中共当局は、謝さんの勤務先に行って謝さんに嫌がらせをし、謝さんを連行して取り調べを強要、脅迫し、法輪功迫害に関する情報源を尋ね、法輪功の書籍を渡すよう強要した。その後、勤務先は謝さんを密かに監視し、何度も謝さんにいわゆる「思想報告書」などを書くように強要した。
2002年4月中旬、江南派出所の警官2人が謝さんの事務室に押し入り、謝さんを派出所に連れて行き、その後、留置場の洗脳班に1カ月以上にわたって拘禁し、迫害した。
2023年2月24日の朝、謝さんは職場に向かう途中、現地の警官に連行され、自宅を家宅捜索され、数10冊の法輪功の書籍、ノートパソコン、その他の物品を押収された。謝さんは同日に釈放されたが、2月26日の午後、再び警察に連行され、拘留された。勤務先はすぐに給与の支払いを停止した。3月13日、謝さんは不当に逮捕された。2023年7月13日の朝、謝さんは梅県地方裁判所によって不当に裁判を開廷され、懲役2年6カ月と3万元(約60万円)の罰金が科された。謝さんは法律に従って控訴したが、梅州市中級裁判所は謝さんの控訴を拒否し、元判決を維持した。梅州市不動産管理局も、謝漢奎さんの解雇を通知した。
兄・謝漢柱さんが受けた迫害
謝漢柱さん(62歳)は、かつて梅県農業局の農村エネルギー部の副部長を務め、公務員としての業績を何度も賞賛されていた。中共による法輪功への迫害が始まった後、謝漢柱さんは法輪功の教えを堅持したとして、何度も連行されて投獄された。2000年には、不当に労働教養2年6カ月を宣告された。その間、約1年間洗脳と迫害を受けた。
2005年2月、謝漢柱さんは再度連行され、不当に懲役12年を宣告された。広東省の梅州芹黄拘留所、梅州刑務所、韶関北江刑務所に10年以上にわたって拘禁され、さまざまな過酷な迫害を受けた。2015年4月にやっと解放された。
2021年10月20日の朝、謝漢柱さんは梅江区西郊の自宅近くで再び連行された。2022年11月30日、謝さんは梅県地方裁判所によって、不当に懲役5年と5万元(約100万円)の罰金が科された。謝さんは法律に従って控訴したが、2023年3月20日、梅州市中級裁判所によって控訴を却下された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)