河北省の何暁燕さんに、不当に懲役3年の判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年3月11日】河北省粛寧 ( しゅくねい ) 県在住の法輪功学習者・何暁燕さん(女性)は、法輪功を学んでいることを理由に2023年11月8日、任丘(にんきゅう)市裁判所に懲役3年の不当判決を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2020年7月24日午後、何さんは家族経営のパソコンショップで、連行された。その後、粛寧県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の数人の警官らが何さんを公安局に連行し、3日間連続で尋問した。何さんは彼らの質問に答えることも、尋問記録に署名することも拒否した。何さんは3日間の尋問中に断食した。

 警察は何さんを連行した後、何さんのパソコンショップと自宅を家宅捜索した。彼らは何さんの車、運転免許証、身分証明書、IDカード、ノートパソコン、そして4,000元以上の真相が書かれた紙幣を押収した。

  7月27日、警察は何さんを粛寧県病院に連行し、身体検査とPCR検査をした。警官らは、その日の午後、何さんを釈放し住居監視下に置いた。

 2021年1月6日、警察は何さんに対する立件を任丘市検察庁に提出した。同日、粛寧県検察庁の警官らと数人の職員が事務手続きのため何さんを任丘市検察庁に連行した。彼らが到着したとき、その日はシステムに障害が発生したので、何さんは何もすることができないまま家に帰された。警官は何さんの家族に、2日後の1月8日に一人で任丘市検察庁に行くようにと伝えた。

 起訴を避けるため、何さんは家から離れて暮らしていた。その後、任丘市公安局は何さんに対して逮捕状を発付した。当局は何さんの自宅に何度も侵入し、何さんが自宅に戻ってきたかどうかを確認した。

 その後、何さんは義母が病気で入院したことを知り、帰宅した。何さんは2023年4月30日深夜、入院中の義母の介護中に連行された。何さんは滄州市拘置所に連行された。

 2023年11月8日、任丘市裁判所は何さんに対しての審理を行った。何さんと弁護士は、捜索令状なしで自宅を捜索し、何さんに不利な証拠を捏造した警察に対して証言した。 弁護士ではなく何さんの弁護人を務めた父親は、自身の医療記録を示し、首に40年間存在していた卵大の腫瘍が、法輪功を学び始めた後、治療なしで消えたと述べた。何さんの父親は、自分の個人的な経験が法輪功の奇跡的な治癒力の証拠であると述べた。

 何さんの父親は、法輪功はそれを実践する人に利益だけをもたらすと強調した。自分の娘も自分と同じように健康上の利点を求めて法輪功を実践しているだけであり、憲法上の信仰の自由の権利を行使したとして起訴されるべきではないと述べた。

 裁判長は何度も何さんの弁護側の陳述をさえぎったが、何さんはなんとか弁護を終え、法輪功は世界中に広まっており、迫害されているのは発祥の地である中国だけであることを出席者全員に伝えた。何さんは裁判長に、幼い2人の子供、夫、義理の両親、未亡人の父親と再会できるように無罪を要求した。

 裁判所は法廷での判決を告げなかった。2024年2月27日、何さんの家族は弁護士に尋ねたところ、何さんは当局に不当に懲役3年の判決を言い渡されたことを知った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/3/473834.html)
 
関連文章