2月に新たに10人の法輪功学習者が迫害により死亡したと判明(一)
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 【明慧日本2024年3月12日】明慧ネットの統計によると、2月に新たに10人の法輪功学習者(以下、学習者)が中国共産党(以下、中共)の迫害により死亡したことが判明した。中国6の省に分布し、そのうち、吉林省に4人、甘粛省に2人、河北省、黒竜江省、江蘇省、遼寧省はそれぞれ1人である。また、2024年に5件、2023年に3件、そのほか2件である。

 これらの学習者は生前、連行、嫌がらせ、拷問などの迫害を受けたことがある。そのうち、9人は不当な判決、労働教養処分を科され、1人は身柄を拘束されたことがある。5人は刑務所または留置場の迫害により死亡した。

 遼寧省朝陽市にある凌源市の学習者・劉殿元さんは2016年、78歳のときに、法輪大法の真・善・忍の信念を守り続けたとして、不当に懲役11年6カ月の実刑判決を言い渡された。劉さんは拘禁されて8年後の2024年の旧正月の元旦に瀋陽第一刑務所で迫害により死亡した。享年86歳。

 黒竜江省ハルビン市道外区の学習者・李玉珍さんが、黑龍江省女子刑務所での迫害により死亡した。吉林省四平市の学習者・焦崇さんが長春市女子刑務所でなくなり、江蘇省連雲港市の学習者・夏正倫さんは灌雲県留置場で迫害により死亡、甘粛省白銀市の学習者・李鳳蘭さんは蘭州女子刑務所から一時出所して2カ月後に他界した。

2024年2月において迫害によって死亡した学習者の統計表

地域 氏名 死亡人数
吉林省 李長海さん、焦崇さん、劉玉海さん、鄭翠芬さん 4
甘粛省 李鳳蘭さん、盧雲飛さん 2
河北省 于海龍さん 1
黒龍江省 李玉珍さん 1
江蘇省 夏正倫さん 1
遼寧省 劉殿元さん 1
合計   10

 情報収集期間:2023年2月1日から2月29日(死に至った迫害は、数カ月もしくは数年前に起きたとも考えられるが、2024年2月に得た情報を明慧ネットに公表されたものである)

 以下は、学習者が迫害され、死に至った、あるいは迫害中に亡くなった事実である。

 1、旧正月の元日 劉殿元さんは瀋陽第一刑務所で迫害されて死亡

 遼寧省朝陽市にある凌源市の学習者・劉殿元さんは2016年、78歳のときに、法輪大法の真・善・忍の信念を守り続けたとして、朝陽市建平県裁判所の女性裁判官・李岩により、不当に懲役11年6カ月の実刑判決を言い渡された。劉さんは拘禁されて8年後の2024年の旧正月の元旦に瀋陽第一刑務所で迫害により死亡した。享年86歳。

 情報筋によると、劉さんは生前に迫害により障害を負い、1年間は身の回りのことができなかったが、瀋陽刑務所は重病のための服役中の一時出所を拒否し、最終的に劉さんを致死させた。劉さんの遺体は現在、瀋陽葬儀場に置かれている。

'法轮功学员刘殿元'

劉殿元さん

 劉さんは1938年に生まれ。若い頃から非常に有能で頭が良く、幹部や教師として働き、その後は独学で漢方を学んで村で診療所を開き、さらには見習いの指導にも携わった。1985 年から建築工事の請負や建設に携わるようになり、お金を稼ぎ有名になったが、過労により劉さんの健康状態はますます悪化し、坐骨神経痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性肝炎、神経衰弱などの病気を患った。

 1995年、劉さんは法輪功を学び始め、真・善・忍の基準に従って良い人を目指した。すると、すぐにすべての病気が消え、それ以来、劉さんは本当の幸せを感じた。中共が法輪功を迫害した後、劉さんは真・善・忍の信念を貫いたとして、何度も連行・拘禁され、労働教養を強いられ、不当な判決を宣告された。

 2001年7月31日、65歳の劉さんは警官らにより連行され、懲役7年の実刑判決を宣告された。内モンゴル自治区赤峰市の第四刑務所で、劉さんは1日10時間以上の労働を強いられ、さらに刑務所の精神病院に10カ月間閉じ込められ、毎日大量の薬を300日以上飲まされた。

 2015年11月9日午前10時頃、劉さんは凌源市鉄西一街にある妹の家で、侵入してきた建平県国保の警官ら7、8人に連行され、建平県留置場に拘禁された。2016年6月14日に遼寧省瀋陽第一刑務所に送られた。 

 2022年の中秋節の期間中、刑務所は家族に電話をかけ、介護のおむつを購入するよう指示した。家族は、84歳の劉さんが寝たきりになるまで拷問を受けていたことが判明した。

 2024年の旧正月2日、劉さんの家族は瀋陽第一刑務所から電話を受け、劉さんが旧正月の初日(2月10日)に死亡したと告げられた。

 2、李玉珍さんは黒竜江省女子刑務所で迫害されて死亡

 今年1月初めに、ハルビン市道外区の学習者・李玉珍さんが、黑龍江省女子刑務所での迫害により死亡した。李さんは刑務所から病院に運ばれ、おおよそ1週間後に冤罪の晴れないまま亡くなった。享年約74歳。李さんは刑務所に入る前は健康だったという。

 2021年6月10日に、李さんは、ハルビン市道外区裁判所に冤罪で懲役4年の判決を受け、1万元(約20万円)の罰金を科された。2022年1月7日に黑龍江省女子刑務所に送られ、そこで迫害を受けている。

 1999年7月、中共が法輪功を迫害し始めた後、李さんは何度も迫害を受けた。懲役3年と4年の計2回不当な判決を宣告され、黒竜江省女子刑務所で迫害を受けた。

  黑龍江省女子刑務所は、いわゆる「転向率」を達成するために、受刑者を選んで転向させる担当にして、学習者を拷問し、「五書」や思想報告を書かせ、真・善・忍への信念を放棄させるために圧力をかけている。

 3、甘粛白銀市の李鳳蘭さん 冤罪のまま死亡

 甘粛省白銀市平川区の69歳の学習者・李鳳蘭さんは、不当な有罪判決を受けてから1年8カ月後の2023年2月17日に拘束され、蘭州女子刑務所に連れて行かれ、拘禁と迫害が続けられた。2023年11月に乳がんが転移していたが、平川区の公安局は彼女に治療のための一時出所を許さなかった。

 2023年12月、李さんの家族は弁護士を雇い、さらに人脈を利用して李さんを刑務所から連れ戻した。その時の李さんは、すでに死期が迫っており、食事も摂れず、水も飲めず、病院に入院し、点滴で生命を維持するしかなかった。最終的に病院も李さんを受け入れなくなり、家に連れて帰らせた。数日後の2024年1月10日朝、この世を去った。

 李さんは、白銀市平川区財政局の職員で、1997年に法輪功を学び始めた。李さんはかつて、胆のう炎、重度の鼻副鼻腔炎、咽頭炎、頭痛、関節リウマチなどの病気に苦しんでいた。法輪功を学んだ後、これらの病気はすべて消え去り、3カ月後には健康を取り戻し、身も心もすべて健康になった。

 1999年7月、中共は法輪功を迫害し始めた。平川区の居住委員会、派出所、会社の人員らは、しばしば李さんの家に押しかけ、李さんに信仰を放棄するよう迫り、給料を停止し、家族全体が正常な生活を送れないようにした。李さんは一度法輪功を諦めたため、多くの病気が再発した。2003年9月、李さんは法輪功を再開する決意をした。その後、李さんは平川区政法委員会、610弁公室、派出所、街道事務所、居住委員会の人員らによって頻繁に追跡され、監視された。

 2022年9月6日、李さんは警察に呼び出されて白銀裁判所に連れて行かれ、その夜に白銀の留置場に連行された。警察は2023年2月17日に李さんを蘭州女子刑務所に連行し、1年8カ月の不当な判決を宣告した。当時、李さんの体調は非常に悪かったが、女子刑務所に収容された。

 刑務所内では、李さんを強制的に「転向」させるため、罰として長時間立たせたり、睡眠を妨げるなどのあらゆる手段で李さんを迫害した。李さんの体は乳がんが全身に転移し、食事も摂れず、水も飲めない状態だったが、依然として迫害は続いた。李さんは2023年9月に大沙平新橋病院に送られた。情報によると、蘭州女子刑務所側は治療を受けさせるために、李さんの一時出所を申し出たが、市平川区公安局に拒否されたという。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/6/473951.html)
 
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