四川省の鄧国君さんに不当判決
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 【明慧日本2024年3月14日】四川省南充市在住の法輪功学習者・鄧国君さん(女性)は法輪功を実践したとして、1月8日に当局による不当裁判が実施された。1月23日、鄧さんは警官に呼び出され、派出所に到着した時に再び拘留された。同日夜、鄧さんの家族は、鄧さんは高坪区裁判所に懲役1年の不当判決を宣告されたことを知った。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 事件の経緯

 2022年9月19日午前6時頃、鄧さんは高坪区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の6人の警官に連行され、家宅捜索をされた。彼らは鄧さんの法輪功の書籍、パソコン、プリンター、その他の貴重品を押収した後、鄧さん夫婦を派出所に連行し、2つの異なる部屋で尋問した。 鄧さん夫婦は午後11時過ぎに保釈された。

 2022年12月28日、警察は再度の尋問のために鄧さん夫妻を召喚し、彼らに不利な捏造証拠を含む尋問記録に署名するよう強制した。

 2023年3月31日、国保の警官らは、鄧さんに対する訴状を高坪区検察庁に提出した。

 5月12日朝、唐という姓の別の警官は、鄧さんの夫に電話し、夫妻に出頭するよう命じた。鄧さん夫婦は従うことを拒否した。

 5月15日、警官らは鄧さん夫妻を呼び出し、その日の午後に派出所に連行した。

 6月21日、警官は鄧さんを呼び出し、明慧ネットに迫害報告書を提出したかどうか尋ねた。彼らは鄧さんを「海外勢力と共謀した」と非難した。

 11月28日、検察官は高坪裁判所に鄧さんの訴訟を提出し、2024年1月8日に裁判が行われた。鄧小さんの弁護士は鄧さんに対して無罪の申し立てを行った。鄧さんは自分自身を弁護する証言もした。鄧さんは法廷審問の後、帰宅を許可された。

 同年1月22日、高坪公安局の警官は鄧さんに電話をかけ、ある問題について話し合うためその日の午後に、公安局に出頭するよう命じた。鄧さんは電話で話すことはできると伝えたが、警官は、この問題は直接会って話し合う必要があると言った。鄧さんは翌朝、公安局に行ったが、到着するとすぐに取り押さえられ、身体検査のため病院に運ばれた。鄧さんの血圧が高かったことが判明したが、それでも警察はその日、鄧さんを南充市拘置所に入所させた。

 その日、鄧さんが家に戻らなかったため、鄧さんの夫は弁護士に電話した。弁護士はすぐに高坪裁判所に電話し、鄧さんが懲役1年の判決を受けたと告げられた。警察は鄧さんを再び拘留するよう指示した。

 鄧さんはかつてさまざまな病気に悩まされていたが、法輪功を始めてから病気がなくなった。夫は、信仰の自由に対する憲法の権利を行使したとして彼女は刑を受けるべきではないと述べた。夫は彼女の判決に対して控訴するために新しい弁護士を雇う手続きを進めている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/30/471701.html)
 
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