王建輝さんが刑務所で拷問 口にトイレ雑巾、足の指を踏みつけられる
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 【明慧日本2024年3月13日】(黒龍江省=明慧記者)大慶市の法輪功学習者(以下、学習者)王建輝さん(51歳女性)は2020年11月、大慶市公安局鉄人公安支局の警官に不当に連行された。その後、大慶譲胡路区裁判所により懲役5年の実刑判決を宣告され、2022年1月7日に黒龍江省女子刑務所に拘禁された。王さんは今なお、同刑務所8区で非人道的な拷問を受けており、口にトイレのモップを詰められ、足の指を何度も踏みつけられた。受刑者らは独房の外で王さんの悲痛な叫び声が聞こえたと話している。

 8区では、大隊長・岳秀鳳から警官、そして受刑者に至るまで、学習者に対する管理と迫害は一層強化し、いわゆる「転向」率を高めることができる限り、警官は受刑者が学習者を拷問する時にさまざまな卑劣な方法を使用することを意図的に容認している。学習者は度々受刑者に難癖をつけられ、孤立させられ、叱られ、殴られることさえあった。警官はこのことをよく知っているが、見て見ぬふりをし、陰で受刑者に様々な「褒美」を与えて学習者を拷問することを奨励さえしている。

 王さんは、20年以上続く中国共産党による法輪功への迫害の中で、何度も連行され、家宅捜索を受け、労働教養所に送られ、不当な判決を宣告されたことがある。2001年には3年の労働教養を強いられ、2010 年には懲役6年の実刑判決を言い渡され、今回はさらに5年の実刑判決を宣告され、再び黒龍江省女子刑務所に拘禁された。

 8区と集中訓練監区は学習者への迫害が集中する監区で、「攻堅監区」あるいは「悪魔監区」と呼ばれ、刑務所の中で最も異様で不気味な場所である。隊長の岳秀鳳は、集中訓練監区で10年間隊長を務め、8区に来てから6年間隊長を務めており、即ち16年間隊長として法輪功の迫害を担当してきたことになる。岳秀鳳は、受刑者の李思平と劉淑峰に王さんをいかなる手段でも迫害するよう指示した。

 刑務所という特殊な環境と学習者に対する迫害の秘密性から、真実の状況をこれ以上暴露することは困難であるが、以下に挙げるのは王さんの迫害のほんの一部である。

 2023年5月18日から23日まで、王さんは5日連続で岳秀鳳の指揮の下、受刑者に拷問され、最終日の23日が最も厳しかった。その日の朝、警官・沙莎が日課の点呼をしていた時、受刑者の李思平が王さんの上に座り、王さんが窒息死するほど圧迫されているのを目にしたが、見て見ぬふりをしていた。これは、女子刑務所が誇る人道的管理がすべて嘘であることを証明するのに十分である。

 5月23日午前7時30分頃、王さんはベッドの上に両足を組んで座っていたが、受刑者の李思平はすぐに足を崩すよう厳しく叱った。王さんはこの理不尽な要求を拒否し、足を組み続けた。李思平は激怒し、王さんを激しくベッドに押し倒し、王さんの頭をアングル鉄のヘッドボードに強く押しつけた。

 その時、王さんは苦しみながら叫び続けた。李思平は王さんが叫び続けるのを恐れ、受刑者の李揚にトイレに行って、毎日トイレ掃除に使っている汚い雑巾を持ってくるように指示した。悪臭を放った雑巾を王さんの口に詰め込んだ。汚れた雑巾は大きなタオルで、口に詰め込んだ後、王さんの口角が引き裂かれ、口角から流れ出た血は固まって二つの血の塊となり、上唇と下唇の内側は出血し、雑巾一面に血が染み付いていた。李思平は王さんの口をきつくふさぎ、両手で王さんの首を絞めると同時に、親指で喉の特定の箇所を押した。このようにして、王さんは瀕死の状態になった。

 残酷な拷問により、王さんは死の淵に瀕し、窒息しそうになったそのとき、李思平の手は少し緩み、王さんが息を取り戻したのを見て、李思平の手は突然再び強く締められ、拷問を繰り返した。王さんの首には、くっきりとした紫色の跡が残されており、李思平はトイレに行きたくて手を放さなければならなくなるまで、30分以上にわたって王さんの首を締め付け、繰り返し拷問を続けた。李思平はトイレから戻ってきて、王さんがまだ両足を組んでいるのを見て、怒って王さんを押し倒し、全体重を王さんに押し付けた。李思平の体重は約70キロで、約1時間にわたって王さんの足に圧迫し続けた。王さんは圧迫により足に大きな痛みを感じ、その後歩くときに足を引きずっていた。

 李思平が王さんを拷問しているとき、受刑者がドアの外から入ってきて、「警官が王建輝に事務所に来るようにと呼んでいる」と言った。そして事務所で王さんは「李思平は残忍すぎます。彼女が拷問をする時、被害者は死ぬほど苦痛を感じますが、痕跡を残さないのです」と、李思平がどのように拷問したかを話した。これを聞いた警官は、「お前が私たちに提供してくれた情報はとても役に立つ」と言った。つまり、警官らはまたしても利用できる強硬な殺し屋を見つけたということである。

 午後1時頃、王さんがベッドで両足を組んだ途端、李思平は王さんに足を崩すよう叫んだ。王さんはその命令に従わず、足を組み続けたため、李思平は王さんを地面に引き倒し、王さんの後頭部が硬い床タイルにドンとぶつかり、大きなコブができた。王さんが起き上がろうとする時、李思平さんは足で王さんの太ももの内側を強く踏んだ。

 王さんは足を踏まれて激痛に襲われ叫ばずにはいられなかった。李思平は再び受刑者の李揚に、異臭がする汚い雑巾をトイレに取りに行くように指示し、乱暴にそれをすべて王さんの口に詰め込んだ。王さんのすでに傷が少し治っていた口角と唇の内側が再び裂けて、口角と唇の内側から血が流れ出た。

 李思平の拷問方法はさらにエスカレートし、足で王さんの足の5本の指を強く踏み、全身の重みが5本の指にかかり、痛みが耐えられなくなるまで足の指を踏み続けた後、李思平は両足を交替して、王さんのつま先を一本ずつ踏み、それぞれのつま先を繰り返し踏みつけた。

酷刑演示:踩脚
拷問の再現:足の指を踏みつける

 あまりの激痛に王さんは思わず悲鳴をあげたが、最後には叫ぶ気力もなくなり、冷たい地面に横たわって息絶えていた。王さんの口にぎっしり詰め込まれた汚い雑巾は、口と口角から流れ出る血で赤く染まっていた。

 途切れることのない拷問は午後1時から4時まで続いた。午後4時頃、独房の鉄製の電動ドアが開き、受刑者の範秀梅と張揚が入ってきて、王さんを地面から引き上げ、王さんの口にぎっしり詰め込まれていた雑巾をやっと取り除いた。二人は王さんを洗面室に連れて座らせ、突然、範秀梅が王さんの背中を見て驚いて叫び、なぜ首の後ろをこんなに怪我したのかと尋ねた。王さんは「李思平がつねった」と答えた。範秀梅は、「首の後ろにあざができて出血し、紫黒色の大きなコブが二つもできている」と言った。

 その後、受刑者の劉淑峰は「私たちがお前たちをやっつけることを警官が知らないと思うのか? お前たちを罰した日、作業場と刑務所のモニターはすべて最大の画面に映っていて、警官は一日中監視画面の前に座って、どうやってお前を苦しめるかを見ていた。警官は一日中表に出なかったが、監視室のインターホンを押しもしなかった。警官が拷問を命じていなかったら、李思平はこんなことをする勇気はなかっただろう!」とも言った。

 受刑者の劉淑峰も学習者を迫害する実行犯の一人である。 2023年4月13日午後2時頃、王さんは足を組んで地面に座っていたが、劉淑峰は王さんの足を崩し、足首を踏みつけた。王さんの足首と足は発酵したパンのように腫れ上がり、2カ月以上経っても完全に治まらなかった。5月22日の夜10時頃、王さんは足を組んで静かにベッドに座っていた時、劉淑峰がすぐにやって来て阻止したが、王さんはそれを無視して座り続けた。劉淑峰は王さんを強く平手打ちした後、両手で王さんの髪を掴み、頭を壁に10回以上連続でぶつけた。

 樺南県出身の劉淑峰は学習者を積極的に迫害しており、大学生の息子には大金を稼ぐために海外に行っていると嘘をついたが、詐欺罪で実刑判決を下され、毎日刑務所で学習者を迫害していることは息子にはあえて言わなかった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/5/473911.html)
 
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