ハルビン市の孫淑曇さんに懲役6年の不当判決
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 【明慧日本2024年3月14日】ハルビン市在住の法輪功学習者・孫淑雲さん(70歳)は、2023年5月、呼蘭区国内安全保衛部門(以下、国保)の警官に連行されて拘束された。2023年9月、孫さんはハルビン道外区裁判所に懲役6年の判決を下された。今年2月9日、孫さんは黒竜江女子刑務所に移送された。

 1999年7.20、中国共産党が法輪功学習者を迫害し始めてから、孫さんは10回以上拘禁された。2022年7月、孫さんは法輪功迫害の真実を語ったとして不当に連行され、悪徳警官らに家宅捜索を受け、法輪功の書籍や創始者の画像を押収された。孫さんの身分証明書も警察に没収された。2022年10月、孫さんはハルビン市呼蘭区の光明派出所から、不当な住宅監視を受けた。

 長年にわたり、孫さんは迫害に関与した警官に何度も法輪功迫害の真実を話し、身分証明書と没収された所持品の返還を要求したが、効果はなかった。他に方法がないため、孫さんは違法行為に関与した警察官を地方検察庁に告発したが、その結果、警察は悪意から報復措置をとった。

 2023年5月20日、孫さんは香坊区在住の妹の家の階下にいたところ、そこに待ち伏せていた呼蘭区の国保の警察官に連行された。5月25日、孫さんの妹夫妻は呼蘭区国保に行き、孫さんはすでに逮捕されたという情報を警官から聞いた。

 孫さんはハルビン第二留置場に不当に拘禁された。孫さんは、自分は真・善・忍を実践する善良な人間であり、罪を犯したことはないため、ベンチに座ることや囚人服を着ることを拒否し、坐禅や煉功を続けた。6月14日から、70歳を超えたにもかかわらず、孫さんはハンガーストライキを行い、不当拘禁と捏造された罪状に抗議した。

 同年7月3日、孫さんの妹はハルビンの道外区検察庁に行き、担当者と面会した。邵という名の人員は横暴な態度で、孫さんのハンガーストライキに怒り、わざと彼らに逆らうと言った。

 同年8月、検察庁の邵検事はハルビン道外区裁判所に孫さんを起訴した。8月3日、家族が依頼した弁護士が孫さんと面会した。弁護士の話によると、孫さんは断食から食事を再開したが、体重が30キロほどしかなく、手足にしびれがあるなど、極端に痩せていた。精神状態は保たれているようだと弁護士は述べた。

 同年9月4日午前、孫さんはハルビンの道外区裁判所で不当な裁判を受けた。法廷は通常の手続きを踏んでおらず、公開裁判ではなく、傍聴人として出席を許されたのは2人の家族だけで、他の者は立ち入ることを禁じられた。裁判は30分ほどで終わり、急遽閉廷となった。弁護士は無実の弁護を行い、孫さんも自己弁護した。

 同年11月25日、孫さんは不当に懲役6年の実刑判決を言い渡された。2024年2月9日、孫さんは黒竜江女子刑務所に移送され、さらなる迫害に直面した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/12/474125.html)
 
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