吉林女子刑務所、王春玲さんと家族との面会を禁止
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 【明慧日本2024年3月24日】吉林市在住の法輪功学習者・王春玲さん(46歳)は、不当に懲役4年の判決を受けた後、2023年10月13日に吉林女子刑務所に拘禁されてから5カ月が経った。 王さんは法輪大法の教えを堅持し、いわゆる「転向」を拒否しているため、吉林女子刑務所側に家族との面会を禁止された。 新年を迎える前に、王さんの家族は再び面会に行ったが、刑務所側に依然として拒否されており、家族は王さんの健康を非常に心配している。

 王春玲さんの連行と濡れ衣の概要

 2021年11月10日、王さんは法輪功迫害の実態を人々に伝え、法輪功のチラシを配布していた時に、警察に連行され、吉林留置場に入れられ、10日間不当に拘留された。

 2022年1月3日午後2時ごろ、王さんは年画(春節に飾られる版画)を配り、人々に法輪功迫害の実態を話していると、ある女性に告発され、昌邑区興華派出所の警官らに連行された。 警察は王さんに尋問して王さんの個人情報を聞き出そうとしたが、王さんに拒否されたため、王さんを殴った。 1月4日午前、数人の警官が再び王さんを強制的に取り調べ、王さんは引き続き回答を拒否した。警察は王さんの腕と手を引きずり、王さんの親指を骨折させ、指紋を採取させようとしたが、失敗に終わった。同日午後、他の4、5人の警官が王さんのもう片方の手を引きずり、指紋を取らせようとしたが、再度失敗した。 楊姓警官は王さんを監視員のいないトイレに引きずり込み、殴打した。

 派出所で王さんは30時間近く自白を強要された。警察は何も得られなかったが、その後、王さんの個人情報をパソコンで調べた。 警察は王さんを吉林市留置場に連行し、3カ月以上不当に拘禁した後、保釈して帰宅させた。

 しかし、興華派出所は王さんを迫害するために活動を続けた。この事件の担当・楊姓警官は、現地検察院と協力して王さんに濡れ衣を着せ、裁判所に連行した。

 2023年2月6日、楊警官は、王さんに電話をかけ「事件が解決されたから、金を返すよ」と言って、王さんを騙し、検察院に行かせた。 しかし、李姓検察官は、事件は解決したことを否定し、王さんに罪を認めて刑罰を受け入れるかどうか尋ね、サインを求めた。王さんは「自分は法を犯していないのでサインしない」と言った。 李検察官は「明日の朝9時にまた来なさい」と王さんに言った。

 翌日、王さんと娘が検察院に行った後、李検察官は王さん親子を直接裁判所に引きずり込み、不当な判決手続きを行った。裁判所の職員は王さんに2通の通知書を手渡した。一つは検察院の李が作成した資料で、王さんに対する禁固4年の求刑の内容だった。もう一通は、裁判所が王さんの保釈期間を1年間とし、その間、市外・県外への外出禁止、オンコール対応などの不合理な「規定」を設けたことである。 王さんは「自分は法律に違反せず、犯罪もしないため、サインしない」と主張した。 王さんの娘は電話番号を残した。

 2023年5月4日、王さんは法輪功迫害の実態が書かれた資料を配信中に吉林市新安派出所の警察官に連行され、留置場に拘束された。それ以来、家族や友人は王さんの消息が分からくなった。 同年11月末になって、王さんが裁判所で懲役4年の判決を受けたことが分かった。

 王さんが連行・監禁されてから5カ月が経過したが、吉林女子刑務所は王さんが信仰を放棄していないという理由で、王さんの家族に面会を許可していない。家族は王さんの健康と安全を非常に心配している。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/14/474194.html)
 
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