法律に基づき訴訟を起こした馮敬友さん 懲役1年の不当判決
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 【明慧日本2024年4月1日】(湖南省=明慧記者)湖南省長沙市にある寧郷市の法輪功学習者・馮敬友さん(70)は、夏鐸舗鎮派出所の所長・曽旭らの違法行為を告発したとして、2024年3月8日、寧郷市裁判所により懲役1年の有罪判決と罰金5000元を言い渡された。馮さんは上層の裁判所に控訴する予定である。

 馮敬友さんは警官の曽旭らに不当連行される

 2023年3月12日午前8時頃、馮さんが家を出た途端、寧郷市夏鐸舗鎮派出所の所長・曽旭らに遮られ、捜査令状も提示されず、いかなる法的文書もないまま、手錠をかけられ、家宅捜索を受けた。何も見つからなかった状況下で、警官は馮さんを夏鐸舗鎮派出所に連行し、尋問を行い、外で法輪功迫害の実態を伝えたため通報者がいたと主張した。その後、警官は書類を捏造して、馮さんを10日間拘束した。馮さんが協力しなかったため、作成されたすべての資料には馮さんの署名や、指紋などが一切なかった。

 2023年4月24日、曽旭らは再び馮さんの自宅に侵入し、同じ口実で馮さんを寧郷市留置場に連行し、暴力を用いて馮さんを押さえつけ、不当な尋問を行った。馮さんは罪を犯していないと何度も訴えたが、警官は独自に資料を作成し、前回と同じように署名や指紋も採取せずに、馮さんを拘束した。

 曽旭らは、馮さんに対する逮捕状を発付させるため寧郷市検察庁に資料を渡した。5月23日、寧郷市検察庁は、「程度が軽い、事実が不明確である」と判断し、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで馮さんを釈放した。

 法律に基づき訴訟を起こしたことで連行される

 帰宅後、馮さんは法輪功を学び、真・善・忍を実践することは間違っておらず、ましてや罪を犯したわけではなく、このような迫害を受けるべきではないと感じた。そして馮さんは、曽旭らの行為が自分の人権を著しく侵害しており、犯罪にあたると考え、2023年12月18日、職権乱用、不法捜索、不法住居侵入などの罪で寧郷市検察庁に曽旭らを告訴した。寧郷市検察庁は、法的文書が不足している、書類を補わなければならないと言った。馮さんはその日の午後、夏鐸舗鎮派出所に行き、拘束された時の法的手続きを示すよう求めた。しかし、夏鐸舗鎮派出所は法的文書の提出を拒否し、馮さんを脅迫した。

 翌日の12月19日、馮さんは状況を反映するため寧郷市公安局と寧郷市政府請願事務局に書類を提出したところ、寧郷市610弁公室、寧郷市公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、および夏鐸舗鎮派出所の警官らに連行された。

 寧郷市公安局、検察庁、裁判所が共同で善人に罪を着せる

 2023年12月19日の当日、夏鐸舗鎮派出所は案件の公文書を長沙市望城区検察庁に手渡し、望城区検察庁は同日逮捕状を発付した。2024年1月17日、案件の公文書は望城区検察庁により長沙市望城区裁判所に渡された。

 2024年3月8日、馮さんは寧郷市裁判所により懲役1年の有罪判決と罰金5000元を言い渡された。馮さんは上層の裁判所に控訴する予定である。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/25/474557.html)
 
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