瀋陽市の韓春竜さん 不当に懲役4年の判決を受け控訴中
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 【明慧日本2024年4月21日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省錦州市黒山県の法輪功学習者・韓春竜さん(52)は、2023年10月2日に瀋陽市瀋河区皇城派出所の警官らに連行され、瀋河区留置場に拘禁された。 2024年2月27日、瀋陽市大東区裁判所で韓さんに対し秘密裏に裁判が行われ、3月25日、韓さんは懲役4年の実刑判決と3万元の罰金を言い渡された。現在、韓さんはすでに控訴している。

 韓さんは法輪功を学ぶ前、村ではひ弱な人で有名だった。韓さんは腰椎第3と第4の結核、右足の親指の結核、腎臓結石、左の腎臓は機能を失っていて、多くの病気を患っていたため、働けないだけでなく、歩くことも困難であった。1998年3月、法輪功を学ぶ機会に恵まれ、日ごとに健康状態が良くなり、徐々に体力も回復し、重労働も再びできるようになった。

 しかし、韓さんは法輪功を学んでいるとして、2011年7月1日早朝、黒山県の警官らに連行され、激しい暴行を受けた後、留置場に拘束された。14日後、極度に衰弱した韓さんは馬三家労働教養所に送られた。身体検査の際に、韓さんの健康状態が基準に達していないため、警官は韓さんを家に帰らせざるを得なくなった。

 2012年12月11日の午前、韓さんと同僚が仕事について打ち合わせをしているところ、丹東市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、丹東市振興支局、四道橋派出所の警官6~7人が突然部屋に侵入し、韓さんと同僚を四道橋派出所に連行した。同時に、警官はパソコン、携帯電話、財布、現金、キャッシュカード、オフィスネットワークカードなどを押収した。派出所で、警官は韓さんと同僚を殴ったり蹴ったりして、平手打ちした後、韓さんの手を掴んで署名を強制した。韓さんは顔に唐辛子の催涙スプレーをかけられたため、咳が止まらなくなり、顔が痛くなった。

 12月12日、韓さんと同僚が丹東留置場に拘禁された時、韓さんの血圧は191 mmHgに上昇し、心拍数は130になった。警官に殴られて耳が聞こえなくなり、右足は腫れ上がり、片方の足は明らかに太くなっており、もう一方の足は細く、韓さんは足を引きずりながら歩き、胸と背中に耐えられない痛みがあった。韓さんは迫害に抗議するため、断食していた。7日後、韓さんは無理やりに灌食され、手足を縛り付けられ、「大掛」にかけられるなどの拷問を受けた。また医者により、腎不全、尿管結石、両側水腎症と感染症、両側腎臓結石、膀胱結石、尿道感染症、膀胱痛、尿道痛と診断された。残忍な迫害により、韓さんは自分の身の回りのことができなくなり、常に車椅子に乗っていた。2013年5月31日、韓さんは丹東市振興区裁判所により懲役4年の実刑判決を言い渡された。瀋陽市の康家山刑務所では、韓さんは拷問を受け、辛うじて一命をとりとめ、2016年12月11日に刑務所から解放された。

 2023年10月2日午後1時、韓さんは瀋陽故宮の出口で瀋河区皇城派出所の警官らに再び連行された。今年の3月25日、懲役4年の実刑判決と3万元の罰金を言い渡された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/12/475149.html)
 
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